表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

Head For Backstage Pass R.I.P Jeff...

2023-01-13 00:17:26 | Blues
ジェフ・ベックが亡くなった?そんなニュースで一気に目が覚めた12日の朝。

先日、お客さんとジェフの話をしながら(大して持ってるワケじゃないけど)古いレコードを流しまくっていたばかりなのに...

細菌性髄膜炎?子どもの病気かと思っていました。何かとっても悔しい。

ブルースやローリング・ストーンズのように何を置いてでも大好き!っていうミュージシャンだはありませんでしたが、特に晩年の楽しそうにギターを弾いている姿がたまらなく好きでした。バンドの紅一点、ベーシストのタル・ウィルケンフィルドがめっちゃ可愛かったせいですかね?
でも僕の好きなアルバムは、ヤードバーズ時代でもなく、ベック・グループ時代のものでもなく(もちろんどちらにも好きなのはありますけど)70年代半ばの『ブロウ・バイ・ブロウ』と『ワイアード』。聴いていてとっとも心地よい、ブルースを下敷きにしたフュージョン時代の作品ですね。全編インストゥルメンタルなのに、ジェフの声(魂)が聴こえてくるような気がします。それがスゴいんです。ジェフが全編歌っているみたいです。

Head For Backstage Pass / Jeff Beck


初めて”ナマ”ジェフに会ったのは今から20年ほど前。まだ仙台駅ウラにZepp仙台があった頃のツアー。あまりにもステージが近くて、会場の熱気に圧倒されてジェフの信じられない指の動きばかりに見惚れていました。

次に会えたのが2009年、エリック・クラプトンと奇蹟の競演を果たしたさいたまでのジョイント・コンサート。
このときジェフのバックには、大好きなタルはもちろん、キーボードは元Eストリーターのデヴィッド・サンシャス!デヴィッドとは2002年のエリック・クラプトンのツアーでも数回会っているので、初めましてではありませんでした。

この日の様子はロッキングオン誌の記事に詳しいのでそちらをご覧ください。確かに年齢層は高めでしたね(笑)
https://rockinon.com/live/detail/17928



結果、この2回しかジェフの神業を観る機会はありませんでしたけど、あの超絶プレーを体感できたのは僕の財産です。
これを機に先祖返りして、初期の作品群も聴いていきたいと思います。

安らかに...


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