先月、出先のマーケットの野菜売場に、
ほおずき が売られていた。
食べ物として。
それを見て思い出したのが、
子供の頃、
ぜったいに食べてはいけない、
と言われたほおずきを、
食べたときのことだ。
いけない、と言われたので、
どうしていけないのかを知りたくて、
食べてみた。
かなりびっくりしたのを覚えている。
わかった、もうしません、と思った。
それなのに、このほおずきは、
食べて下さいと売られている。
少し混乱したが、買ってみた。
食べてみた。
子供の頃のあの時と、広がる香りと味は同じで、
最初は、ふたたび、びっくりしたけれど、
よく味わうと、あの時に経験した渋いような苦味と酸味は、まったくなかった。
すると、これはどこかで知っている味だ、とも思えた
(子供の頃食べたほおずき、とは別にです)。
しいて言えば、マンゴーかな?
そこへ、まだ若いパイナップルを混ぜた感じか?
もし子供の頃にほおずきを食べた経験がなかったら、
けっこう好きになったかも知れない、と思った。
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