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バーボングラス片手のロックな毎日

アイムホームの最終回その1

2015-06-22 01:07:00 | MUSIC/TV/MOVIE
4月から始まったドラマの最終回が次々に放映されてる。
嵐の相葉くん主演ドラマや堺雅人のドラマの最終回が放映され、最終回の視聴率が何%だったとか、平均視聴率が何%だったかを相変わらずメディアは報告してくれてる。そのドラマが面白かったのか、役者の演技や配役、脚本や演出がどうだったのかは、殆ど書かれていない。視聴率が高かったドラマ=面白いドラマって基準になってる。視聴率ってスポンサーじゃないんだから、数字がいくらだったかなんて本来視聴者はどうでもいいんだけどね。

ほとんどのTV評論家(何なんだこの職業、自分で作っても無いくせに偉そうに批評する奴ら)は、視聴率が高かったドラマは誉め、低かったドラマは酷評する。主演に限らず脇の役者の演技が凄かろうが、脚本がうまかろうが、演出が巧妙であろうが、展開がベタであろうが、面白さの基準がこの視聴率って数字によって決められてる気がする。

さて、SMAP木村拓哉主演のアイムホーム。
最終回の視聴率はさすが!って数字をたたき出したらしい。何がさすがなんだ?スポンサーは喜んだかもしれないが、なんなんだあの終わり方は。

ドラマの最終回はこれまでの集大成だから期待して観てしまう。言い方を変えるとると最終回が良ければいいドラマ。最終回が「あれ?」だとつまんないドラマという評価になる。
学園ドラマは最終回に力を入れててやたら感動的な台詞とお涙ちょうだいの演出をする。金八先生、GTO、ごくせんなんかも最終回は力を入れて演出する。ひと昔前のトレンディドラマも、サスペンスドラマも最終回は力が入っていた。これが好評だと続編につながったり映画化もあるからかもしれない。
半沢直樹や相棒の前回シリーズの最終回は次回への伏線?って好意的に思えるが、正直「なんじゃそりゃ」って思った人の方が多いと思う。

映画でもエンディングは大事だ。昔の映画はエンディングが良かった。カサブランカ、ローマの休日、明日に向かって撃て、シェーン、ロッキー、スペースカウボーイ、ターミネーター・・・。観客を裏切るようなどんでん返しのエンディングのスティングもいい。意味深なエンディング(これが続編へのエピローグ)のエイリアンやバックトーザフューチャーなんかもいい。
でも中にはエンディングですべてを台無しにしてしまう映画もある。「デッドアオアライブ」がそうだ。この映画をDVDで見た人は必ずエンディングでTVへ手元のリモコンを投げつけそうになり、「なんじゃそりゃ」って怒鳴るだろう。観た事無い人は是非見てくれ。ただし、近くに投げつけれる物は置かないで観ないとTVが壊れるよ。

キムタクの今クールのドラマ「アイムホーム」のエンディングもちょっとその傾向がある。実際見終わった際に感じた感想は「え?これで終わり」だった。「なんじゃそりゃ」だった。
「あれはないわぁ~」とか「これで終わりかよ」って以前に「何が主題で何を言いたいのかわからんままに最終回ですべてパーなドラマ」が本音。
かなり長くなるので続きは次回。

引っ張ってどうする?こんなブログの続きを期待してる人等殆どいないのに。
興味のある人は続きを読んでね。