東京には空が無い・・・。
そう書いたのは高村光太郎だったか。
大阪もオフィス街やキタやミナミのビル群の中では小さな空しか見えないが、東京ほどではない。N.Y.も高層ビル群だが空はある。多分東京は、江戸城を中心に開拓したせいで、道が碁盤の目ではなく円状に作られてるからかもしれない。京都も大阪もN.Y.も碁盤の目で作られてるから見えるのか?東京は人も圧倒的に多いから、のんびり空を見て歩いてたらぶつかられるか、こけるかだ。だから空を見上げないせいもあるのかもしれないが。
東京には今まで数え切れないくらいかなりの回数行ってるが、あらためて考えると東京には無いものがいっぱいある。
正確には存在しないの「無い」ではなく形が違ったり呼び方が違ったりする、通じないの「無い」とか、これじゃないの「無い」。
言葉もそうだがこれは方言とかもあるから仕方がない。一番顕著にそれが出て困るのが食文化だ。
醤油の味が違う(関西=薄口/関東=濃口)
出汁の取り方が違う(関西=昆布/関東=カツオ)
といった基本からして違うのだが、
いなり寿司(関西=お稲荷さん&三角/関東=俵・・・あげの味も微妙に違うし酢めしも違う)
うなぎ(関西=腹開き&頭付きで身から焼く/関東=背開き&頭落として蒸してから焼く)
など「あれれ?」と思うものが多い。
《ちょっと違うもの=コレジャナイ》
豚まん。大阪で肉と言えば牛。したがって東京で売ってる肉まんを食べてがっかりしたことがある。豚肉入りだから豚まんと言ってなぜ笑う。
豆腐。大阪で豆腐といえば絹ごし。東京で主流の木綿は関西ではおでんかすき焼きにくらいしか使わん。ちなみに江戸時代は位が上の人しか基部越しは食べられへんかったらしいな。
すき焼き。大阪では肉を焼いて食ってから具材を入れてって2度楽しむ。東京のは牛鍋。または牛煮込み鍋。だいたい肉をあんなに煮込んだら固くなってしまわないか?もともと牛肉を鋤(すき)の上で焼いて食ったからすき焼きと呼ぶんだ。
パン。大阪では5枚切りが主流で4枚切りも売ってる。東京では6枚切りとか8枚切りだね。トースト食ってもペラペラで具なしのサンドイッチかぃって突っ込みそうになる。
タマゴサンド。大阪は卵焼きが入ってるサンドイッチをこう呼ぶが、東京はゆで卵を潰したやつやね。今では大阪のコンビニでも東京風のタマゴサンドもかなり多いから大阪人でもごっちゃになってるやつ多し。
《通じないもの=ツウジナイ》
巻き寿司。大阪で海苔巻きって言ったらせんべいと間違いなく思われるぞ。節分の恵方巻きのおかげで「巻き寿司」が東京でも通じるようになってちょっと嬉しい。
ハマチ。大阪ではツバス → ハマチ → メジロ → ブリ、東京ではワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ。今も忘れない有楽町の寿司屋。俺がハマチって頼んだら大笑いしやがって。東京でハマチが養殖のブリの事を言うなんて、逆に超マイナーやで。
お造り。これまた寿司屋とかで困る。通じない。刺身ってスーパーじゃ無いんだからそんな味気ない言い方しなさんな。魚が可哀想やで。
かやくご飯。五目ご飯?炊き込みご飯?混ぜご飯?うどんにかやくご飯っていうやつがいたら関西人と思ってほぼ間違いない。
ひろうす。飛龍頭と書くのだが、関東ではがんもどきやね。懐石料理で雁肉が使えないから似せた雁もどき。洒落てるが飛龍頭の方がカッコよくないか?ちなみに飛龍頭もポルトガルのお菓子「Filhos(フィローシュ)」からネーミングされたらしいが、カステラと同じく全然本家と違うのは何故だ?
冷コー。アイスコーヒーのことだが全く通じ無い。「あぁコールコーヒーね」なんて上から目線で訂正されたりね。スタバとかドトールとかのせいで大阪でも「冷コー」は昔ながらの喫茶店くらいしか通じなくなってるのは寂しい。ちなみに「ホット」は通じるが「アイス」だと『コーヒーですか?紅茶ですか?』って聞き直される。それならホットも『ミルクですか?プレートですか?ケーキですか?』くらい言ってくれ。
フレッシュ。これまた喫茶店で通じない。俺はコーヒーはブラックで飲むので必要ないから困ったことがないが、よく一緒に東京行ってた友人は砂糖とミルクを入れないとダメなやつだから、毎回困ってた。「ミルク」「クリーム」ではなく「フレッシュ」これもスタバとかのせいでますます通じなくなってきてる。
冷麺。東京での冷やし中華。「熱い中華」ってのがないのに「冷やし中華?」って思ってしまう。だいたい中華料理にこの麺料理はない。大阪は韓国人朝鮮人が多かったからか冷麺は夏場結構みんな食べてる。ざるそばとかそうめんよりポピュラーかも。大阪でも中華料理屋さんでは冷やし中華と呼ぶ。中国人の「韓国人と一緒にするな」って意地かね。でも、考えたら焼き肉屋の締めは冬場はピビンバ定番だが、夏に冷麺ってやつは少ないな。
かしわ。鶏肉のことだがこれがまた通じない。猪肉を牡丹(ボタン)、鹿肉を紅葉(モミジ)、馬肉を桜(サクラ)と通じるのに鶏肉を柏(カシワ)と何故言わん?
鉄砲(ふぐ)もマムシ(うなぎ)も通じるのにね。
《東京には無いもの=ナイ・・・全国区と思ってた》
おにぎりせんべいが売ってない。ぼんち揚げが売ってない。カールのうすあじが売ってない。ハッピーターンも無ければ満月ポンも無い。お菓子はかなり無いものが多い
。大阪のおばちゃんが定番で常備してるアメちゃん(大阪では飴にもちゃんを付ける)でも、那智黒や黄金糖は東京で売って無い。
生姜の天ぷらが無い。何故?紅生姜の天ぷらっておいしいよ。
北極のアイスキャンデーも売ってない。
ミックスジュースが喫茶店のメニューに無い。大阪では普通に阪神百貨店やデパートでさえあるのに・・・。
ミックスジュースと同じくひやしあめも無い。どちらも缶ジュースで売ってるくらいなのに。
牛スジがおでんに入っていない。おでんの事をかんと炊きって大阪で言うけどおでんは関東から来たものだから。関東では一時期廃れるんだけど関東大震災の時炊き出しで復活したのは結構有名ね。ちなみに大阪のおでんに「ちくわぶ」は入ってないのでがっかりしないように。居酒屋でも、まず間違いなくちくわと間違えられるから注文しないように。
キリが無いからこの辺にしておくが、逆に東京にあって大阪に無いものもあるし、どちらでも通じるものもある。
ぜんざい(善哉)とおしるこ(お汁粉)。
イタリアンスパゲティとナポリタン。
回転焼きと大判焼き(太閤焼き、太鼓焼き、今川焼きとも言う)。
ミンチカツとメンチカツ。
ビアガーデンとビヤホール。
あっそうそう、東京で無いものの一番は「ボケたらツッコむ」っていうノリが無い。
話しをしててもオチが無い話も多いな。
そう書いたのは高村光太郎だったか。
大阪もオフィス街やキタやミナミのビル群の中では小さな空しか見えないが、東京ほどではない。N.Y.も高層ビル群だが空はある。多分東京は、江戸城を中心に開拓したせいで、道が碁盤の目ではなく円状に作られてるからかもしれない。京都も大阪もN.Y.も碁盤の目で作られてるから見えるのか?東京は人も圧倒的に多いから、のんびり空を見て歩いてたらぶつかられるか、こけるかだ。だから空を見上げないせいもあるのかもしれないが。
東京には今まで数え切れないくらいかなりの回数行ってるが、あらためて考えると東京には無いものがいっぱいある。
正確には存在しないの「無い」ではなく形が違ったり呼び方が違ったりする、通じないの「無い」とか、これじゃないの「無い」。
言葉もそうだがこれは方言とかもあるから仕方がない。一番顕著にそれが出て困るのが食文化だ。
醤油の味が違う(関西=薄口/関東=濃口)
出汁の取り方が違う(関西=昆布/関東=カツオ)
といった基本からして違うのだが、
いなり寿司(関西=お稲荷さん&三角/関東=俵・・・あげの味も微妙に違うし酢めしも違う)
うなぎ(関西=腹開き&頭付きで身から焼く/関東=背開き&頭落として蒸してから焼く)
など「あれれ?」と思うものが多い。
《ちょっと違うもの=コレジャナイ》
豚まん。大阪で肉と言えば牛。したがって東京で売ってる肉まんを食べてがっかりしたことがある。豚肉入りだから豚まんと言ってなぜ笑う。
豆腐。大阪で豆腐といえば絹ごし。東京で主流の木綿は関西ではおでんかすき焼きにくらいしか使わん。ちなみに江戸時代は位が上の人しか基部越しは食べられへんかったらしいな。
すき焼き。大阪では肉を焼いて食ってから具材を入れてって2度楽しむ。東京のは牛鍋。または牛煮込み鍋。だいたい肉をあんなに煮込んだら固くなってしまわないか?もともと牛肉を鋤(すき)の上で焼いて食ったからすき焼きと呼ぶんだ。
パン。大阪では5枚切りが主流で4枚切りも売ってる。東京では6枚切りとか8枚切りだね。トースト食ってもペラペラで具なしのサンドイッチかぃって突っ込みそうになる。
タマゴサンド。大阪は卵焼きが入ってるサンドイッチをこう呼ぶが、東京はゆで卵を潰したやつやね。今では大阪のコンビニでも東京風のタマゴサンドもかなり多いから大阪人でもごっちゃになってるやつ多し。
《通じないもの=ツウジナイ》
巻き寿司。大阪で海苔巻きって言ったらせんべいと間違いなく思われるぞ。節分の恵方巻きのおかげで「巻き寿司」が東京でも通じるようになってちょっと嬉しい。
ハマチ。大阪ではツバス → ハマチ → メジロ → ブリ、東京ではワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ。今も忘れない有楽町の寿司屋。俺がハマチって頼んだら大笑いしやがって。東京でハマチが養殖のブリの事を言うなんて、逆に超マイナーやで。
お造り。これまた寿司屋とかで困る。通じない。刺身ってスーパーじゃ無いんだからそんな味気ない言い方しなさんな。魚が可哀想やで。
かやくご飯。五目ご飯?炊き込みご飯?混ぜご飯?うどんにかやくご飯っていうやつがいたら関西人と思ってほぼ間違いない。
ひろうす。飛龍頭と書くのだが、関東ではがんもどきやね。懐石料理で雁肉が使えないから似せた雁もどき。洒落てるが飛龍頭の方がカッコよくないか?ちなみに飛龍頭もポルトガルのお菓子「Filhos(フィローシュ)」からネーミングされたらしいが、カステラと同じく全然本家と違うのは何故だ?
冷コー。アイスコーヒーのことだが全く通じ無い。「あぁコールコーヒーね」なんて上から目線で訂正されたりね。スタバとかドトールとかのせいで大阪でも「冷コー」は昔ながらの喫茶店くらいしか通じなくなってるのは寂しい。ちなみに「ホット」は通じるが「アイス」だと『コーヒーですか?紅茶ですか?』って聞き直される。それならホットも『ミルクですか?プレートですか?ケーキですか?』くらい言ってくれ。
フレッシュ。これまた喫茶店で通じない。俺はコーヒーはブラックで飲むので必要ないから困ったことがないが、よく一緒に東京行ってた友人は砂糖とミルクを入れないとダメなやつだから、毎回困ってた。「ミルク」「クリーム」ではなく「フレッシュ」これもスタバとかのせいでますます通じなくなってきてる。
冷麺。東京での冷やし中華。「熱い中華」ってのがないのに「冷やし中華?」って思ってしまう。だいたい中華料理にこの麺料理はない。大阪は韓国人朝鮮人が多かったからか冷麺は夏場結構みんな食べてる。ざるそばとかそうめんよりポピュラーかも。大阪でも中華料理屋さんでは冷やし中華と呼ぶ。中国人の「韓国人と一緒にするな」って意地かね。でも、考えたら焼き肉屋の締めは冬場はピビンバ定番だが、夏に冷麺ってやつは少ないな。
かしわ。鶏肉のことだがこれがまた通じない。猪肉を牡丹(ボタン)、鹿肉を紅葉(モミジ)、馬肉を桜(サクラ)と通じるのに鶏肉を柏(カシワ)と何故言わん?
鉄砲(ふぐ)もマムシ(うなぎ)も通じるのにね。
《東京には無いもの=ナイ・・・全国区と思ってた》
おにぎりせんべいが売ってない。ぼんち揚げが売ってない。カールのうすあじが売ってない。ハッピーターンも無ければ満月ポンも無い。お菓子はかなり無いものが多い
。大阪のおばちゃんが定番で常備してるアメちゃん(大阪では飴にもちゃんを付ける)でも、那智黒や黄金糖は東京で売って無い。
生姜の天ぷらが無い。何故?紅生姜の天ぷらっておいしいよ。
北極のアイスキャンデーも売ってない。
ミックスジュースが喫茶店のメニューに無い。大阪では普通に阪神百貨店やデパートでさえあるのに・・・。
ミックスジュースと同じくひやしあめも無い。どちらも缶ジュースで売ってるくらいなのに。
牛スジがおでんに入っていない。おでんの事をかんと炊きって大阪で言うけどおでんは関東から来たものだから。関東では一時期廃れるんだけど関東大震災の時炊き出しで復活したのは結構有名ね。ちなみに大阪のおでんに「ちくわぶ」は入ってないのでがっかりしないように。居酒屋でも、まず間違いなくちくわと間違えられるから注文しないように。
キリが無いからこの辺にしておくが、逆に東京にあって大阪に無いものもあるし、どちらでも通じるものもある。
ぜんざい(善哉)とおしるこ(お汁粉)。
イタリアンスパゲティとナポリタン。
回転焼きと大判焼き(太閤焼き、太鼓焼き、今川焼きとも言う)。
ミンチカツとメンチカツ。
ビアガーデンとビヤホール。
あっそうそう、東京で無いものの一番は「ボケたらツッコむ」っていうノリが無い。
話しをしててもオチが無い話も多いな。