気がつけば11月ももう終わり、あっという間に年の瀬だ。
もうすぐ「今年の10大ニュース」をはじめ「今年のなんちゃらかんちゃら」ってのがメディアを賑わすだろう。
それに加えて今、マスコミがこぞって使う言葉がある。
「平成最後の」だ。
「平成最後のクリスマス」
「平成最後の紅白歌合戦」
何でもかんでも「平成最後の」をつければいいと思っている。
この枕詞をつければ、どんな普通のこともなんか大事件のように思えるだろ的な思惑が見え隠れする。さらに、みんな哀愁を感じるでしょ的な押し付けがましさが感じてすごく嫌。
明治から大正、大正から昭和、昭和から平成。
天皇陛下崩御によって突然行われる元号の改定ではなく、今回はあらかじめ変わる日が決まっているからか、何かとこの「平成最後」をつけたがる。
「来年のことを言うと鬼が笑う」なんて格言はどこに行ったのだろう。
まぁ、かなり先のことだと思ってたらゴタゴタ続きで全然進まなくてバタバタしてる2020年の東京オリンピックや、2025に大阪での開催が決まった万博で今からこれくらいの経済効果があるとか騒いでるくらいだ。来年のことなんて近い未来なんだろう。
「○○最後の」っていうのはメディア・マスコミがよく使う手だ。
老舗デパートが閉店する日、ローカル線が廃止になる日、有名無名にかかわらず、この「○○最後の」をつけば記事になる。それまでほったらかしだったのにね。そして集まった客の声を拾ってるんだけど、ほぼお決まりの「ずーと利用してたのでなくなると寂しいです」「思い出がいっぱいあります」「残念です」「ありがとう」ってのばっかり。これが結詞なんだろうか。
豊洲に移転するのがすったもんだで長引いた築地最後のセリとか、吹奏楽の聖地と言われ東日本大震災で耐震上問題があると閉鎖されてて来月ようやく取り壊される普門館の一般公開など。関係者以外はどうでもいいようなことまでまるで大事件のように報道されてた。そういやUSJのクリスマスイルミネーションもなんか「今年で最後」って謳ってたな。
ましてや「平成最後の」。
「平成最後の大阪マラソン」
「平成最後の大河ドラマ」
何でもかんでも「平成最後の」をつけりゃ、毎年行われてる行事でも一大イベントに早変わりさ。
他にも
「平成で最も何ちゃら」
っていうのもある。
「今年最もカラオケで歌われた歌」は米津玄帥の「Lemon」だが、それよりも大きな記事で「平成で最も歌われたカラオケ」の方がクローズアップされてた。一位は一青窈の「ハナミズキ」、2位はモンゴル800の「小さな恋の歌」、3位は高橋陽子の「残酷な天使のテーゼ」だそうだ。
「平成で最も売れたCD」は安室奈美恵の「Finally」で、2位と3位がSMAP、4位6位7位がMr.Children、5位がDreams Come Trueで8位松任谷由実、9位桑田佳祐。3位の「世界で一つだけの花」と5位の「(an imitation)bloode orange」以外はベスト盤。これが平成文化なのかね。

これから本格的に今年最後のと平成最後がどんどん出てくるだろう。今年最も何ちゃらと平成で最も何たらも出てくるだろう。
そんなニュースや報道を見つつ平成最後の大晦日を迎えたら、平成最後の紅白歌合戦見ながら平成最後の年越し蕎麦を食べ、平成最後の除夜の鐘を聞いて平成最後のうたた寝。そして平成最後の初日の出を見れたら平成最後のおせちを食べて平成最後の初詣に出かけるのだろう。
何じゃそりゃ。
もうすぐ「今年の10大ニュース」をはじめ「今年のなんちゃらかんちゃら」ってのがメディアを賑わすだろう。
それに加えて今、マスコミがこぞって使う言葉がある。
「平成最後の」だ。
「平成最後のクリスマス」
「平成最後の紅白歌合戦」
何でもかんでも「平成最後の」をつければいいと思っている。
この枕詞をつければ、どんな普通のこともなんか大事件のように思えるだろ的な思惑が見え隠れする。さらに、みんな哀愁を感じるでしょ的な押し付けがましさが感じてすごく嫌。
明治から大正、大正から昭和、昭和から平成。
天皇陛下崩御によって突然行われる元号の改定ではなく、今回はあらかじめ変わる日が決まっているからか、何かとこの「平成最後」をつけたがる。
「来年のことを言うと鬼が笑う」なんて格言はどこに行ったのだろう。
まぁ、かなり先のことだと思ってたらゴタゴタ続きで全然進まなくてバタバタしてる2020年の東京オリンピックや、2025に大阪での開催が決まった万博で今からこれくらいの経済効果があるとか騒いでるくらいだ。来年のことなんて近い未来なんだろう。
「○○最後の」っていうのはメディア・マスコミがよく使う手だ。
老舗デパートが閉店する日、ローカル線が廃止になる日、有名無名にかかわらず、この「○○最後の」をつけば記事になる。それまでほったらかしだったのにね。そして集まった客の声を拾ってるんだけど、ほぼお決まりの「ずーと利用してたのでなくなると寂しいです」「思い出がいっぱいあります」「残念です」「ありがとう」ってのばっかり。これが結詞なんだろうか。
豊洲に移転するのがすったもんだで長引いた築地最後のセリとか、吹奏楽の聖地と言われ東日本大震災で耐震上問題があると閉鎖されてて来月ようやく取り壊される普門館の一般公開など。関係者以外はどうでもいいようなことまでまるで大事件のように報道されてた。そういやUSJのクリスマスイルミネーションもなんか「今年で最後」って謳ってたな。
ましてや「平成最後の」。
「平成最後の大阪マラソン」
「平成最後の大河ドラマ」
何でもかんでも「平成最後の」をつけりゃ、毎年行われてる行事でも一大イベントに早変わりさ。
他にも
「平成で最も何ちゃら」
っていうのもある。
「今年最もカラオケで歌われた歌」は米津玄帥の「Lemon」だが、それよりも大きな記事で「平成で最も歌われたカラオケ」の方がクローズアップされてた。一位は一青窈の「ハナミズキ」、2位はモンゴル800の「小さな恋の歌」、3位は高橋陽子の「残酷な天使のテーゼ」だそうだ。
「平成で最も売れたCD」は安室奈美恵の「Finally」で、2位と3位がSMAP、4位6位7位がMr.Children、5位がDreams Come Trueで8位松任谷由実、9位桑田佳祐。3位の「世界で一つだけの花」と5位の「(an imitation)bloode orange」以外はベスト盤。これが平成文化なのかね。

これから本格的に今年最後のと平成最後がどんどん出てくるだろう。今年最も何ちゃらと平成で最も何たらも出てくるだろう。
そんなニュースや報道を見つつ平成最後の大晦日を迎えたら、平成最後の紅白歌合戦見ながら平成最後の年越し蕎麦を食べ、平成最後の除夜の鐘を聞いて平成最後のうたた寝。そして平成最後の初日の出を見れたら平成最後のおせちを食べて平成最後の初詣に出かけるのだろう。
何じゃそりゃ。
