GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

元アイドル 元モデル 役者の世界は甘くない

2019-10-17 20:41:16 | MUSIC/TV/MOVIE

最近のドラマを見てて思うこと。

「怪演」って呼べるようなすごい演技をする役者がいる反面、「誰だこいつ」ってくらい下手くそな役者がいる。

大抵調べたら元モデルとか、元アイドルグループだったりする。ちょい役とかカオス出演ならともかく、演技もまともにできないくせに主要キャストだったりするからびっくり。

なぜこんな人を使うのだろう?って首を傾げたくなる。事務所のゴリ押し?スポンサーの意向?バーター?とか勘ぐってしまうくらいのレベルの演者。先日「時効警察はじめました」の吉岡里帆のことを「ダメだこりゃ」ってかいたが、彼女は演技が下手なわけではない。キャスティングにっちうかドラマに合ってないだけだ。

 

本人は演じてるつもりなんだろうけど、明らかに浮いてる、棒読み、感情が入ってない、大げさ、オーバーリアクション・・・トホホな演技にアラを言い出したらきりがないくらいで、そのせいで全然ストーリーが入ってこなかったりする役者(?)がいる。

 

立花絵里。

この女優のこと全然知らなかったのだが、賀来賢人主演のドラマ「ニッポンノワール」でみた。このドラマについてはまた別で書くが、この人の演技(と呼べる代物ではないが)は何なの?問題児が集まった部署の紅一点、クールな刑事を演じてるんだろうけどさ。このドラマには佐久間由衣とか夏帆とかトホホな演技をしてくれるモデル上がり女優がいっぱい出てるが、この立花絵里かなり危険。第1話ではちょろっとしか出てなかったが、それでもきになるくらいだから。

 

深川麻衣。

13年ぶりに続編が作られた「まだ結婚できない男」。これもまたドラマについては別で書こうと思うが、結婚できない(しない)男・阿部寛を取り巻く女たちは今回ガラッと変わり、彼女は隣人だから前作で国仲涼子が演じたポジションだろう。1話目でかなり棒読み&棒演技だったがワザとかな?とかまだ溶け込んでないのかなって思ってた。2話目を見て確信した。ただ下手なだけだった。この2話目では下手くそな女優を演じてるのだが、これは脚本家や監督が彼女の下手な演技をなんとかごまかそうとしてあげてるのかもしれないなって感じたくらい。

2話目でサングラスをとった姿を見て「あれ?どっかでこの子観たぞ」って思ったら、『日本ボロ宿紀行』ってドラマで、高橋一也演じる一発屋歌手と地方をボロ宿に泊まりつつ興行してた子だと気づく。この時の演技もひどかったが、それから全然成長してないところがまたすごい。いや、実はすごくいい演技をするのだが、俺が分からないだけかもしれないがね。

 

吉川愛のように「怪演」と呼べるような演技を期待してはいけないのはわかってる。

あんな鬼気迫る演技をできる役者は稀なのだから。大体は短命で終わっちゃうしね。それでも「家なき子」の安達祐実、「スィングガールズ」の上野樹里、「ウロボロス」の清野菜名のように「こりゃすげぇ」って演技ができてそのまま今も続けてる(売れ続けてる)役者もいる。

 

西内まりやのように「なんじゃこりゃ?」って演技してて消えちゃった人もいる。川口春奈や飯豊まりえが同じく、なぜこの子を使うのだ?リストに入ってる。(飯豊の「サイン-法医学〜」での演技、あれなんだ?ギャグか?)

 

まぁ、モデル上がりと言っても、米倉涼子や菜々緒のように最初はトホホって演技だったけど、今は「おっ」って演技をする人もいる。

阿部寛だって最初はひどかった。「ハッピーマニア」でコメディ路線になり「TRICK」で再ブレークするまではただの背の高い男前でしかなかったもんな。「科捜研の女」でクールに演じてる風間トオルもね。そういや草刈正雄もそうだな。あの人も最初はひどかったが、「真田丸」以降、今は「飄々としてる」「名演」って言われてるから演り続けるのは大事かもしれないね。

 

香取慎吾はSMAPってグループ名さえ知らない時に「沙粧妙子の事件簿」や「未成年」で「すごい俳優が出てきたな」って思った。橋本環奈は「奇跡の」とか「何万人の〜」とかって騒がれたアイドル時代をほぼ知らない。藤森慎吾のように役者も行けんじゃね?って思える芸人もいりゃ、ダメだこりゃって思ってしまう人もいる。

本気でモデル業、アイドルを貫いてる人がいる反面、芸能界に入るためとか女優になるためのステップとか足がかりって人もいるだろう。成功する人もいれば消えていく人もいる。本意ではないが役者で売れてしまったって人もいる。だから別に元モデルだ元アイドルだ、元なんとかだって偏見とかで見る気はない。が、ダメなら酷評させていただいても構わないだろう?

 

冨永愛は大好きなモデルさんだが、彼女が今度のキムタク主演ドラマ「グランメゾン東京」に出るらしい。ファッション誌の編集長役らしい。雑誌名はなんとあのマリ・クレールが名前を提供してくれたそうだ。さすが世界に通用するモデル・冨永愛、と言いたいところだが彼女には黒歴史が・・・。記憶があやふやだが「デビルマン」の実写映画版に妖鳥シレーヌ役で出演してた。この映画は内容も映像もひどかったが彼女の演技も・・・(まぁ妖しく綺麗だったけどね)。さぁ、今度はどうなるか。