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バーボングラス片手のロックな毎日

大友花恋が可愛い

2019-10-27 22:55:58 | MUSIC/TV/MOVIE

久々にきになる女優を発見。

大友花恋。

現在放送中の【新米姉妹のふたりごはん】で山田杏奈とW主演してる女の子だ。

 

このドラマで大友花恋は、父親が山田杏奈の母と再婚したがともに海外を仕事で飛び回ってるので、いきなり姉妹二人きりで生活を始めることになる女子高生役。

姉の山田杏奈は活発&陽気でいかにも「今時の女子高生」って感じで、妹の大友花恋は人見知り激しく、目つきが鋭くクールなので誤解されやすいタイプの女子高生。

こんな女子高生主役ドラマを何故みる気になったかというと、このドラマ、原作は柊ゆたか氏の漫画で、タイトル通り、ごはんを通じてしまいが心を通わせていく今流行りといえば流行りのグルメ・料理エッセンス満載の漫画である。この原作を読んでたから「どんなんかな?」って観てみたんだけど、ありゃまぁ、びっくりするくらいすごくいいのよ。

 

黒のセーラー服に黒髪ロング、ぱっつん前髪、切れ長の目、普段はクールだがこと料理になると饒舌になる妹。漫画原作のイメージそのままに演じる大友花恋がいい。可愛い。

 

俺が黒髪ロング、クールな女の子ってのが好きなのは昔からだ。小林麻美から以降、仲間由紀恵、栗山千明、SKE48時代の松井玲奈が【マジスカ学園】で演じたゲキカラも好きだ。でもあんまりいないのよね、ロングの女優やタレント数多くいるけど理想のタイプって。浅野温子や菜々緒とかシシドカフカはちょっと違うのよ。世間話やコンパなんかで「理想のタイプは?」って質問にこの黒髪ロングの理想形を(細々)言うと「それって漫画とかアニメとか二次元にしかいないのでは?」って言われたこともある。

 

黒髪ロング、さらに目つき鋭くクールで誤解されやすそうなタイプでありながら実は気配りしてたりするけどうまく言葉に出せなかったり、行動できなかったり。

その二次元にしか存在しないかもしれないと言われる理想そのままがいたのよ。大友花恋。ちょっと大袈裟だが、今まで全くのノーマークだったことをちょっと反省。

俺がその良さに気がついてなかっただけで、実はこの大友花恋、今まで見たドラマにも出てたことを思い出した。土屋太鳳主演の【チア☆ダン】で、中華料理店の娘で熱意はあるけど運痴でリズム感の無い女の子を演じてた子じゃないか。あの時はメガネをかけてたような気がする。髪もひっつめ(三つ編み)だったか。とにかく冴えない女の子を演じてた。メガネ外して髪をほどいたら実際は可愛かったなんて、まるで漫画だ。パンをくわえたあわてんぼうの女の子が角でぶつかったハンサムな男の子が転校生なくらいの王道パターン。(他に札付きの不良が雨の日に捨てられてる子犬に傘を貸すってのもある)

 

で、この大友花恋、普段はクールなのだが、料理になるといきなり豹変する。髪をゴムで束ねると饒舌になり一体いつから料理やってんねんっていうくらい手際よくなる。髪をほどくと喧嘩が強くなるごくせんの仲間由紀恵の反対バージョンね。食材や調理法の知識も豊富で、レパートリーもある。そして「どこで買ってん」って突っ込みたくなるような専門調理器具まで取り出してきたりする。第1話目では生ハム用の刀みたいなナイフ。第3話目ではソーセージに肉を詰めるためのガンまで登場する。

 

料理のシーンでは、下ごしらえから調理方法やコツまで説明しながら作っていく。いつも思うがこれって必要なのか?この手順とかを覚えておいて(またはメモして)今度これ作ってみようって人は何人いるのだろうか?なんて思いながらも、大友花恋の手際の良さにちょっと惚れ惚れする。ナイフや包丁で食材を刻むリズム、バターがフライパンに溶けていくさま、肉が焼けていく音、料理の手際の良さや作ってる最中の美味しそうな雰囲気は【グランメゾン東京】の木村拓哉とまではいかないが、かなり匹敵するのではないか。あちらは普段食えないような(食ったことの無い)フレンチで味のイメージがつかめないが、こちらは生ハムをバゲットに挟んだsandwichやローストビーフ、羊の腸の代わりに白ネギを使ったソーセージ、さらにそれをホットドッグにしたりと、イメージできるゆえに困ってしまう。

 

テレビ東京系はこの秋、この【新米姉妹のふたりごはん】をはじめ、松重豊の【孤独のグルメseason8】、須賀健太の【江戸前の旬season2】、夏帆の【ひとりキャンプで食って寝る】と、見たら腹が減るようなドラマばかりだ。しかもこれ全部深夜帯のドラマ。俺みたいに夜中でも平気で豚骨ラーメンを食べながらビールや焼酎を飲み、下手したらご飯まで炊いてしまうのに今まで太ったってことがなく、ダイエットなんてしたこともなく、健康診断でも引っかからないという変な奴はいいけどさ。糖質なんちゃらとか、炭水化物なんとか、プリン体がどうしたって気にしてる人は苦痛な深夜のドラマラインナップだ。

 

さらにこのドラマ、百合的要素も取り入れてる。原作漫画では二人の関係はここまで百合的には描かれてないから、きっとテレビ制作側の思惑だろう。でも、悪くない。いや、かなり良い。

「私にも生ハム切らせて」と言う山田杏奈に手を添え教えるシーン。ローストビーフを作るために肉塊を糸で縛るのこれまた「私にもやらせて」と言う山田杏奈に教える時の距離感。ネギにガンでソーセージのタネを詰めていく際にやはり「私もやりたい」って言う山田杏奈が失敗した時のフォロー。全てが自然に演出されてる。そして料理を通じて二人が心を通い合わせる。会話や行動のちょっとした部分にさりげなく百合っぽさが演出されてる。

 

LGBTがどうのこうのってテーマが前面に打ち出されたら面倒くさいけど、このくらいの百合さ加減(どんな基準だ)なら全然OKだ。俺はホモは苦手だがレズはかなり許容できるのだ。特に良かったのは映画に行こうって誘われてきていく服をあれこれ悩むシーン。まるでデート前の女の子みたい。【(まだ)結婚できない男】の阿部寛が鏡の前で服をあれこれ選ぶシーンと同じく、なんかこれ好きだ。

でも不思議ね。義姉と義妹だと何も気にならないのだが、これが義兄と義妹とか義姉と義弟だとなんか後ろめたさっていうか、それあかんやろって思ってしまう。だからかな、菜々緒が今やってるドラマは初回からもうパスした。

 

大友花恋、これからファンになろうっと。

一つだけ気になるのはこの子の歩き方。モデルかなんかやってたのかな?姉妹二人並んで歩くシーンがあるんだけど歩き方がモデルウォーキングになってた。一本のラインを踏み外さないように交差させるように歩く、通称モデル歩きね。これ、ステージとかショーならいいんだけど、ドラマとかだと不自然だ。ましてやセーラー服着て街角歩いてる普通の高校生だよ。ちょともったいないと思ってしまった。相変わらずつまらんところまで見て気にする俺。

気になるといえば、あの1話目で出てきた生ハム原木の残りはどうしたんだ?ハモン・セラーノの塊は8kg以上はあるから、とても二人では数日で食べきれないはずだ。朝昼晩ハム食っても無理だ。どこかに台ごとカバーをかけて置いてるのかもしれないが、乾燥してきたら油(オリーブオイル)を表面に塗らないと・・・。そんなとこまで誰も気にしてないか。

あかん、あかん、素直に料理が美味しそうだなって、百合っぽさがいいなって観ようっと。

 

次週はラクレットチーズ。また「なんでそんなもんまであるねん」って感じでラクレットチーズの表面を熱で溶かす器具が出てきたりするんだろうか。それも楽しみだ。