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忘却のサチコ 高畑充希が苦手だ

2018-11-18 04:51:53 | MUSIC/TV/MOVIE
高畑充希がよくわからない。
最近は演技がうまいとも思わない若手の女優がなぜかドラマの主役を張ることが多いが、そのほとんどは消えていく。
高畑充希もその一人かなと思ってた。
彼女は演技が上手いのか、下手なのか、いや、そもそも演技なのか素なのかさえわからないのだ。

吉田鋼太郎主演ドラマ『東京センチメンタル』ではなんとも思わなかった。東京の下町で自分勝手好き勝手に生きている和菓子屋の主人吉田鋼太郎に振り回されることなく、そつなくこなすアルバイト役。片桐仁や小栗旬など、アクの強いアクターに混じって可もなく不可もなく。

真木よう子主演ドラマ『問題のあるレストラン』でもそう。別に良くも悪くもない。なのになぜかテレビジョンドラマアカデミー賞ってので助演女優賞をもらってる。この時は二階堂ふみや安田顕(彼は女装癖のゲイの役だった)の方がすごかったのにね。これはホリプロの力か。

『過保護のカホコ』での演技は全くダメで、セッカク面白そうな脚本だったのに途中で見るのをやめてしまった。これは高畑充希が悪いわけでもなんでもなくて、俺がただ単に世間知らずの嬢様とお節介焼きの過保護な親が大嫌いだから見ててイライラするだけだったってこと。

今クールでは『忘却のサチコ』というドラマで主演をしている。
最近は漫画を実写化したドラマが多々あるが、これもそうで阿部潤さん原作の漫画。
私生活でも仕事でも、何もかもきっちりしてなくては気が済まず、四角四面な性格の出版社編集者の役。
作家に電話するときは椅子の上で正座してしゃべる。
どんな冗談も真摯に受け止め実行する。
歩くときは直進して曲がるときは直角に。
仕事用のスーツも日替わりでクローゼット用意してるほど。

この無表情な堅物の役を高畑充希が演じてるのだが、高畑充希の無表情な演技が俺は全くダメ。
『家政婦のミタ』の松嶋菜々子、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』での杏、『家売る女』の北川景子、『義母と娘のブルース』の綾瀬はるか、『科捜研の女』の沢口靖子などなど、今までに無表情な女が主役なドラマは数多くあれど、高畑充希の無表情演技はなんか作られた感がすごくって。

結婚式当日に新郎に逃げられたことのダメージを、食べる時だけは忘れられるということでいろんなところで食べまくる。
原作漫画で描かれたのと同じく、高畑充希も光悦に浸りながら食するのだが、この食べるシーンが全然美味しそうじゃないのだ。
すき焼きを食べても、おにぎりをほうばっても、刀削麺とか温玉カレーとかを汗を流しながら食べても、マグロに舌鼓を打ってもダメ。
原作に忠実に食べながら美味しさの解説をするのだが、いかんせん美味しそうじゃないからセリフも空回り。

同じく漫画原作のドラマ『孤独のグルメ』で、松重豊さんがガツガツ食べながら心の声を語る。


飯テロと称されるほどの松重豊さんの見事な食いっぷり。見事な食レポ(心の声)。見てるだけで腹が減り、同じものが食べたくなる。
これに比べて今回の高畑充希の食事シーン及び心の声は、かなり見劣りしてると思ってしまう。演技力の差か?脚本の差か?この忘却のサチコもシリーズ化されたらちょっとはマシになるのかな?
でも、それならいっそのこと阿部潤さんの傑作漫画『ラーメン王子』をドラマ化してほしいな。


高畑充希はCMで『紅』を歌ってた時も苦手だった。
うるさいだけ。
本家のYOSHIKIがあれを褒めてたのがちょっと理解に苦しむ。

ドラマは今、宮崎編で、温水さんが高畑に振り回されるタクシーの運転手役で出ている。次もまだ宮崎編。
だが、もう見ないと思う。



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