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バーボングラス片手のロックな毎日

自撮棒

2015-02-17 04:56:45 | Talk is Cheap
自撮棒なる商品がある。
若い人は知らない人はいないと思うが、これを知らない方の為に簡単に説明すると、スマホやデジカメを挟んで、自分で自分を撮れる便利グッズ。発売されたのはかなり前らしいのだがようやく時代が追いついたのか、現在かなり売れてるらしい。
お隣の韓国でもかなり人気で、何でも「ルーツは我が国」「発祥は我が国だ」っていう韓国も、さすがにこれは日本発祥のグッズと認めてくれてるみたいだ。

今までスマホや携帯で自撮をしようとすると、どうしても手の長さ以上は伸びないから、写る範囲も限られてた。この棒を使えばかなり離れた距離で自分撮りができる。
したがってこいつはパーティやイベント、女子会や飲み会、旅行やテーマパークでも威力を発揮する。気楽に自分と仲間、自分と友人、自分と恋人、いろんなシーンで自分のショットを撮れる。

今迄は、カメラを持ってる自分は写真に写らないってのが定石。自分も写真に入りたければ離れた場所にカメラを置いてセルフタイマーで撮るしかない。経験ある方はわかるだろうがシャッターがおりる迄のあの時間が緊張する。意外と時間が長く感じられ表情はこわばるし、肝心のシャッターがおりる時は目を閉じてたりする。したがって撮られた写真はどこか気まずい堅苦しい雰囲気。
海外でセルフタイマーで撮ろうとカメラを置いて、振り返ったらカメラが盗まれてたなんて話も聞くしね。
この自撮棒のおかげで簡単に自撮ができる。

この自撮棒。先日の4大陸フィギュアでもリンク上で誰かが持ち込んでみんなで自撮してた。


でも、この写真を見てさすがに不気味さを感じた。
みんなどんだけ自分が好きやのん?これほど大きなイベントで、各国のスケーターが集まってるなら、報道陣もかなりの人が参加してるはず。ってことは、このスケーター達の写真や映像はかなり撮られてるはず。それぞれ仲がいいカメラマンや懇意にしてる報道マンがいるだろうから、彼らに依頼すればプロが撮った写真が貰えるだろう。それなのにあえてリンク上で自撮棒で撮る。

みんなどんだけ自分が好きやの?

プリクラ世代は自分に自信があるのか、自分を撮る、撮られる事に抵抗無いよね。
ポーズもすぐ決めれるし、笑顔もすぐ作れる。写真映りもいいね。
ツイッターやブログでも自分のプライベート写真をガンガンアップしてる。インスタなんて自撮の画像で溢れてる。
みんな自分に自信があるんだろうね。

これも文化や時代の流れだと思うので批判する気などさらさらないが、たまには画像におさめるより自分の目に焼き付けた方がいいと思う。
スマホのファインダーばかり覗いてないで自分の目で周りの景色を見てごらん?って言いたくなる時が多々ある。





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