GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

若者に通じないいつの間にか死語

2016-05-19 02:38:58 | Talk is Cheap
ビビンバだと思ってらピビンバ。アボガドだと思ってらアボカド( Avocado)。カルフォルニアじゃなくてカリフォルニア(California)。コミニュケーションはコミュニケーション(communication)で、シュミレーションはシミュレーション(simulation)。
外国語なら言い間違いは山ほどあるがそれほど指摘されない。スペル見て、「あれ?違うぞ」って気づくことの方が多いが、これが日本語ならずーっと気づかずに使ってたって言葉もある。

雰囲気。これをずっと「ふいんき」と思ってて、パソコンで変換するといつも「不陰気」なんて変換されてて、毎回ちょっとブルーになってた。
それがある日、打ち間違えて「ふんいき」って打ったらちゃんと「雰囲気」って変換されて、「えっ?ひょっとして30年以上ずーっと間違えてたの?俺」って一人で笑ってしまった。最近の変換ソフトは優秀で「ふいんき」とうってもちゃんと「雰囲気」って変換するから偉いね。
携帯が未だに二つ折りのガラケーで、こちらでメールを打つと変換してくれない文字も、iPadやMacで打つとちゃんと変換してくれる。こんな時「あぁこの携帯はやはり時代遅れなんだなぁ」って思う。

特に人名。
土屋太鳳、黒木華、東出昌大、菅田将暉・・・今このブログはMacで書いてるから簡単に変換してくれるが、これがガラケーだととんでもない文字になる。なんか似てるけど違うよなって漢字が出てきて悩む。
しかしiPadやPCだと読み方が全部わからなくても、「土屋」まで入れたら文字予測変換で「土屋アンナ」とか「土屋タオ」って出てくれる。おかげでこの子の名前が「タオ」と読むことはつい最近知った。
「黒木」と打てば「黒木メイサ」「黒木瞳」「黒木華」とより取り見取り。こちらも「ハナ」だと思ってたら「ハル」だって。auの鬼ちゃん菅田将暉くんも「かんだまさき」と思ってたら「スダ」だった。もうこれから芸能人はみんな「おのののか」とか「きゃりーぱみゅぱみゅ」みたいに全部ひらがなか、「オダギリジョー」や「ムロツヨシ」みたいに全部カタカナにしてくれないかなぁ。それか「MISIA」とか「GACKT」」とかでいいよ。
これからどんどんキラキラネーム世代が出てくるだろうから、ますます読めねぇ打てねぇ。AKB48総選挙の出馬メンバーの名前も、年々読めなくなってきて困ってる。

人名もそうなんだけど、名称や物の名前も。最近は若い子と話してても、何気なく使った言葉が通じなくてキョトンとされたり苦笑いされることがある。新語や横文字カタカナ語ならともかく、呼び方や言い方が変わってるのが多いのよ。誰だよ勝手に変えたの。

「大リーグ」は今「メジャーリーグ」と言うのね。イチローは「大リーガー」じゃなく「メジャーリーガー」。巨人の星の「大リーグ養成ギブス」とか「大リーグボール1号」とかを熱中して観てた世代は、つい「大リーグ」と言ってしまうのよ。いつの間にかボールカウントもメジャーの真似して「2ストライク3ボール」が「3ボール2ストライク」に変わってるし、画面表示も変わってる。未だに慣れない。

野球では未だに阪神ファンとかで通じるが、サッカーの「ファン」は「サポーター」。
野球はまだ「グラウンド」だがサッカーは「ピッチ」や「フィールド」と言う。
野球の「球場」って呼び方も「スタジアム」や「ドーム」に取って代わられてるなぁ。まだ「阪神甲子園球場」や「明治神宮野球場」はそのままだが、「広島市民球場」は「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」、「横浜球場」は「横浜スタジアム」、「宮城球場」は「楽天koboスタジアム宮城」だ。「QVCマリンフィールド(千葉マリンスタジアム)」以外あとは全部ドーム。「後楽園球場」はとうの昔に「東京ドーム」、そして「 札幌ドーム」「西武プリンスドーム」「京セラドーム」「大阪福岡ヤフオク!ドーム」「ナゴヤドーム」。もう覚えられないよ。
そのうち「スタジアムにベースボールを見に行ってきた」って言うのだろうか。

とにかく最近は言葉に気をつけないと、通じないか「昭和ですねぇ」って笑われる。
元々「連れ込み」だった「ラブホテル」は「ファッションホテル」に変わり「プチホテル」とも呼ばれだした。「パチンコ屋」は「パーラー」、「遊技場」は「アミューズメント」、「遊園地」が「テーマパーク」で「競艇」でさえ「ボートレース」だ。
おしゃれに言えば若い子が来るってか?
街中の「パン屋」でさえ「ベーカリー」と言い、「立ち飲み屋」は「スタンディングバー」。「喫茶店」は「カフェ」で「ケーキ」は「スィーツ」、「ホットケーキ」は「パンケーキ」。「スパゲティ」は「パスタ」はもう当たり前だが、ただの「アイス(クリーム)」を「ジェラート」と呼ぶのはやめてくれ。

ファッションは特におしゃれに言い方変えるよな。
「Tシャツ」と「カットソー」は違うはずだが最近はひとくくりにされてる。Gパンは「デニム」でGジャンは「デニムジャケット」、さらに「カスタムダメージ」とか「ストーンウォッシュ」だのウルサイ。「パンタロン」は流石に俺も言わないが「ブーツカット」だの「ベルボトム」だのウルサイ。
ジャンパーは「ブルゾン」。下着は「アンダーウェア」ではなく「インナー」。「ブラ」(これも「ブラジャー」って言うと笑われる)などは「ランジェリー」と呼ばなくてはいけないし、「パンティー」などは「ショーツです!」と言い直される。
ハイヒールは「パンプス」だが、「ミュール」との違いがよくわからん。ついでにメガネまで「アイウェア」とか言い出すし、時計も「リストウォッチ」になってる。古着は「ビンテージ」、雑貨屋みたいな服屋でも「セレクトショップ」だぁ?。なんでもかんでもおしゃれに言い換えたらいいってもんじゃないだろ?

サラリーマンは「ビジネスマン」スチュワーデスは「キャビンアテンダント」ハウスマヌカンは「ショップ店員」バツイチ子持ちは「シングルマザー」。
怖いのは、知らない間に変わられたその言葉がポピュラーになってること。
なんで変わったんだ?いつ変わったんだ?誰が変えようと言ったんだ?
TVとかネットで「今後これはこう呼ぶことに決めました」ってしてくれないかな?「オレオレ詐欺」が「振り込め詐欺」、「合法ハーブ」が「危険ドラッグ」に名称変わった時みたいにさ。
差別用語なら「これはこう変えましょう」「こう呼んでください」って発表がある。
乞食や浮浪者は「路上生活者」、どもりは「吃音」、耳が聞こえない人は「聾啞」、メクラは「盲目」、みなしごは「孤児」。これらは新聞やニュースなどでも見るからわかる。
だけどさ、エスキモーがいつから「イヌイット」と呼ぶようになったのかとか、インディアンは「アメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)」と呼びましょうなんて、誰がいつ決めたんだ?揚子江が「長江」、ビルマが「ミャンマー」になったようにそのうちベニスは「ヴェネチア」、ウィーンは「ヴィエナ」、フィレンツェは「フローレンス」、北京は「ベジジン」になるんだろう。

その反面、以前なら「北朝鮮、北朝鮮民主主義人民共和國」ってわざと二回言い直すように言ってたのに、最近は「北朝鮮の・・・」ってそのまま。若い子と話してたら「北朝鮮」とか「韓国」が正しいと思ってたみたいだ。「大韓民国ってどこの国?」ってこれでいいのか?
そりゃさ、カウチポテトだのユーロビートだのイカ天だの、過去の産物は若い子は知らなくていいよ。通じなくていい、もう完全に死語だしね。
そのうちビデオデッキ、ラジカセ、ワープロ、電子手帳、フロッピーディスクなんかも「なんですかそれ?」って言われ、システムノートやポケベルでさえ忘れ去られて死語になっていくんんだろうね。怖いなぁ「いつの間にか死語」

仕方がない。
ナウいヤングな俺は明日もモーレツに働いて、アフター5はディスコでフィーバーしに行こう。ボディコンギャルでもナンパしてカフェバーに行こうっと。








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