樹木希林さんがお亡くなりになられた。
びっくりしたという以前に、とうとうかと思った。
全身ガンに侵されながらも次々と作品に出られて、変わらぬ演技をされていた。
数年前の日本アカデミー受賞式の壇上で「疲れるから座るね」って椅子に勝手に座られた時も、つい先日のピッタンコカンカンで自宅内部を紹介されてた時も、いつもと変わらぬその姿勢、その人柄。
このニュースが16日に飛び込んでくるまで、ニュースは安室奈美恵一色だった。
16日で引退ということで、「最後は盛り上げようぜ」ってな感じでどこもかしこもこの報道ばかりするのはわからなくはないが、ひどすぎた。ネタなんてとうの昔に尽きてるから、ファンの言葉や、芸能人のどうでもいいようなコメントばかり。それでもまだ、これでもかというくらい紙面もニュースもこれ一色。安室側もあまりの取材のひどさに「身内などへの取材は控えてくれ」とコメント出したくらいだ。
いきなり「明日引退する」って言ったのではなく、わざわざ1年も前に「来年引退する」って宣言してくれて、ラストコンサートも各地で行い、ラストアルバム、そしてラストドームライブ5種もDVD&BDでだしてくれてるのに、騒ぐのだ。なぜ、静かに見送ってあげないのだ。
俺は安室アンチではないし、どちらかといえばファンだ。CDはアルバムもシングルも持ってるし、最後のFinalyも発売日に買った。だけども、この「日本全国民安室ちゃん大好きだったでしょうフェア」みたいな騒ぎはちょっとうんざり。
SMAPの時も思ったが、なぜそこまで便乗して騒がなければいけないんだ。マスコミ・メディアに煽られて何を舞い上がってしまってるんだ。新聞広告に「ありがとう」メッセージ広告まで出したりしてるけどさ。30-40代の人たちの異常な盛り上がりにちょっと辟易してしまうのよ。ファンなら黙って個人的に最後を楽しめばいいんじゃないのかって思ってしまうの。そんなに共有したいの?そんなマスコミやメディアに踊らされる低レベルなファンばかりなの?
イモトアヤコをはじめ芸能人の誰が安室の熱烈ファンであろうとなかろうと俺には関係ない。いや、ファンってそいういもんだろう?自分が好きかどうかであって、誰が同じ人のファンであろうとなかろうと関係ないでしょ?それなのに全然知らん人とまで一緒になって騒がなければいけないのか?
じゃぁ、マキシマム ザ ホルモンも活動休止をするが、マスコミ同じように騒ぐのか?煽るのか?ファンは便乗して騒ぐのか?しないだろ。
今のマスコミやメディアはすぐ同じものに食らいつく。そしてまるで全国民がそれに興味があるかのごとく煽る。そして踊らにゃ損損とばかりに、騒ぐ。原発のデモみたいに騒ぎに参加してるほとんどがニワカなんだろうけどさ。サッカーのW杯の時にもどこからともなく現れるこのニワカ。馬鹿騒ぎに参加できないファンは「あれ?俺ってファンじゃないのかな?」とか、そもそも興味がない人は「あれ?私って時代についていけてない人なの?」と錯覚するくらいの勢いだ。
西城秀樹が亡くなられた時もそう。50代以上の人にとっては青春時代のノスタルジックに浸れる楽曲も、30代より下の世代にとっては「Y.M.C.A.」くらいは知ってるよ、てなくらいなもんだったはずなのに。
そりゃ歌手とかがお亡くなりになられたり、バンドが解散したり、引退をされたりするとファンはショックだ。あぁ、もう聴けないのかぁってね。
それは山口百恵でも氷室京介でもそうだし、ビートルズでもBOOWYでも同じだ。マイケル・ジャクソンも清志郎もアレサ・フランクリンも新曲は聴けない(なぜか死後に未発表曲って必ず出てくるのだが)。でもCDやレコード、デジタル音源で今も聴ける。安室奈美恵だって今後そうだろ?
ちびまる子ちゃん作者のさくらももこさんがお亡くなりになられた時もそうだ。まるで全国民がちびまるのファンであるかのような報道。サザエさんの長谷川町子さんも、ドラえもんの藤子・F・不二雄さんも、クレヨンしんちゃんの臼井儀人さんも、アンパンマンのやなせたかしさんも亡くなられてるんだもんん、そこまで大騒ぎすることか?アニメが次週から放送されないとかなら別だが、作者がお亡くなりになられてもアニメは続く。多分それはルパン三世とか名探偵コナンとかでも一緒のような気がするのだがね。
とにかくニュースな人については関係者や家族、友人知人、ちょっとでも作品に関わった人、いや、全く関係ない人にまでインタビューしてコメントを欲しがるマスコミ。
CM発表の席でも商品のことはそっちのけ。新番組、新作映画の発表の記者会見でも作品についてより、関係ない○○についてどう思うかのインタビュー。
吉澤ひとみの飲酒運転&ひき逃げなんてもう司法に任せりゃいいのに、未だにいろんな人がいろんな番組で、いろんな場所でコメント出してる。それで一体何が解決するんだ?飲酒運転撲滅キャンペーンをやるとかなら別だが、ただ単に「ひどいですねぇ」って。誰でも言えるぞ思うぞそのくらい。
大坂なおみが全米女子テニスで優勝した時もそうだ。
前日にこのブログで書いたのだが、決勝に進んでるのに全く話題には登っていなかった。ところがどうだい、優勝した途端にどこもかしこも、まるで以前から応援してたかのような大騒ぎ。錦織や松岡修造とか杉山愛とかテニス界の人間にならともかく、関係ない人にまで「どう思われますか」って・・・「すごいですねぇ」って言うしかないだろ。何が勇気をもらっただ。嘘つけ。
「いやぁ、テニスなんて皇太子様が美智子様と軽井沢でされてるような高貴なスポーツだと思ってた」とか「ほとんどルールも知らない。なんで15.30.40って点数上がるの?」ってなコメントは絶対使われないからこれまた不思議だ。
もっとひどいのはセリーナ・ウィリアムズの審判へのクレーム〜警告が、まるで根底に人種差別問題があるかのような報道。大坂に対してもしつこい宇治茶とカツの食べましたかインタビューはうんざりするのだが、それよりひどいのが「大坂なおみが日本人として認められてない」かのような偏向報道。これは凱旋帰国直後の記者会見で、馬鹿な記者のインタビューでもあった。
肌の色や姿形で日本人であるかどうかなんて誰も騒いじゃいないのにな。ケンブリッジ飛鳥でも、ダルビッシュ有でも、日本国籍を有してたら日本人だろう。逆に日本人ぽい顔立ちでも外国籍だったら日本人とは認めたくないってところがある。蓮舫があれだけ叩かれたのと、大坂なおみの件は全く異なる。タイガーウッズやオバマ前大統領はアメリカ人だし、YOSHIKIや宇多田ヒカルのように海外に住んでても日本人だ。それが日本人大多数の暗黙の認識じゃないのか。それをわざわざ偏向報道して誰得?
今月14日に河野外相は記者会見で、外務省担当記者の報道姿勢に苦言を呈した。
記者の関心が北朝鮮問題など特定分野にばかり偏ってると。実際報道は北朝鮮の刈り上げ坊やが何を言った、アメリカのトランプがこう言い返したとかばっかり。その合間に韓国でまた慰安婦像が建てられたとか、ロシアのプーチンが北方4島問題は後回しで日露条約結ぼうとか、中国の動きがこうだとか、ホント僅かの国の同じようなばかり報道してる。
河野外相が言われる通り、世界は193の国連加盟国で動いてる。いろんな国でいろんな分野が日本に関わっている。記者はそれを取材して報道すべきだと思う。
政治でも中央と地方それぞれ、芸能界でもアイドルから役者、スポーツ界でもいろんな競技、幅が広いけどすごく一極集中のような報道ばかり。
多分明日は樹木希林さんの報道一色だろう。そして相も変わらず、以前なんとかの映画・ドラマ・CMで共演した俳優や女優、影響を受けたって人のインタビューが、こぞって画面に、紙面に、ネットニュースに流れるんだろう。
樹木希林さんを起用したマガジンハウスのCM。
ミレーの「オフィーリア」をモチーフにしたこの作品のキャッチコピーは
「死ぬときくらい 好きにさせてよ」
死ぬまで飄々と、そしてあっさりと天に召された怪女優・樹木希林さん。
静かにご冥福をお祈りしましょうよ。
びっくりしたという以前に、とうとうかと思った。
全身ガンに侵されながらも次々と作品に出られて、変わらぬ演技をされていた。
数年前の日本アカデミー受賞式の壇上で「疲れるから座るね」って椅子に勝手に座られた時も、つい先日のピッタンコカンカンで自宅内部を紹介されてた時も、いつもと変わらぬその姿勢、その人柄。
このニュースが16日に飛び込んでくるまで、ニュースは安室奈美恵一色だった。
16日で引退ということで、「最後は盛り上げようぜ」ってな感じでどこもかしこもこの報道ばかりするのはわからなくはないが、ひどすぎた。ネタなんてとうの昔に尽きてるから、ファンの言葉や、芸能人のどうでもいいようなコメントばかり。それでもまだ、これでもかというくらい紙面もニュースもこれ一色。安室側もあまりの取材のひどさに「身内などへの取材は控えてくれ」とコメント出したくらいだ。
いきなり「明日引退する」って言ったのではなく、わざわざ1年も前に「来年引退する」って宣言してくれて、ラストコンサートも各地で行い、ラストアルバム、そしてラストドームライブ5種もDVD&BDでだしてくれてるのに、騒ぐのだ。なぜ、静かに見送ってあげないのだ。
俺は安室アンチではないし、どちらかといえばファンだ。CDはアルバムもシングルも持ってるし、最後のFinalyも発売日に買った。だけども、この「日本全国民安室ちゃん大好きだったでしょうフェア」みたいな騒ぎはちょっとうんざり。
SMAPの時も思ったが、なぜそこまで便乗して騒がなければいけないんだ。マスコミ・メディアに煽られて何を舞い上がってしまってるんだ。新聞広告に「ありがとう」メッセージ広告まで出したりしてるけどさ。30-40代の人たちの異常な盛り上がりにちょっと辟易してしまうのよ。ファンなら黙って個人的に最後を楽しめばいいんじゃないのかって思ってしまうの。そんなに共有したいの?そんなマスコミやメディアに踊らされる低レベルなファンばかりなの?
イモトアヤコをはじめ芸能人の誰が安室の熱烈ファンであろうとなかろうと俺には関係ない。いや、ファンってそいういもんだろう?自分が好きかどうかであって、誰が同じ人のファンであろうとなかろうと関係ないでしょ?それなのに全然知らん人とまで一緒になって騒がなければいけないのか?
じゃぁ、マキシマム ザ ホルモンも活動休止をするが、マスコミ同じように騒ぐのか?煽るのか?ファンは便乗して騒ぐのか?しないだろ。
今のマスコミやメディアはすぐ同じものに食らいつく。そしてまるで全国民がそれに興味があるかのごとく煽る。そして踊らにゃ損損とばかりに、騒ぐ。原発のデモみたいに騒ぎに参加してるほとんどがニワカなんだろうけどさ。サッカーのW杯の時にもどこからともなく現れるこのニワカ。馬鹿騒ぎに参加できないファンは「あれ?俺ってファンじゃないのかな?」とか、そもそも興味がない人は「あれ?私って時代についていけてない人なの?」と錯覚するくらいの勢いだ。
西城秀樹が亡くなられた時もそう。50代以上の人にとっては青春時代のノスタルジックに浸れる楽曲も、30代より下の世代にとっては「Y.M.C.A.」くらいは知ってるよ、てなくらいなもんだったはずなのに。
そりゃ歌手とかがお亡くなりになられたり、バンドが解散したり、引退をされたりするとファンはショックだ。あぁ、もう聴けないのかぁってね。
それは山口百恵でも氷室京介でもそうだし、ビートルズでもBOOWYでも同じだ。マイケル・ジャクソンも清志郎もアレサ・フランクリンも新曲は聴けない(なぜか死後に未発表曲って必ず出てくるのだが)。でもCDやレコード、デジタル音源で今も聴ける。安室奈美恵だって今後そうだろ?
ちびまる子ちゃん作者のさくらももこさんがお亡くなりになられた時もそうだ。まるで全国民がちびまるのファンであるかのような報道。サザエさんの長谷川町子さんも、ドラえもんの藤子・F・不二雄さんも、クレヨンしんちゃんの臼井儀人さんも、アンパンマンのやなせたかしさんも亡くなられてるんだもんん、そこまで大騒ぎすることか?アニメが次週から放送されないとかなら別だが、作者がお亡くなりになられてもアニメは続く。多分それはルパン三世とか名探偵コナンとかでも一緒のような気がするのだがね。
とにかくニュースな人については関係者や家族、友人知人、ちょっとでも作品に関わった人、いや、全く関係ない人にまでインタビューしてコメントを欲しがるマスコミ。
CM発表の席でも商品のことはそっちのけ。新番組、新作映画の発表の記者会見でも作品についてより、関係ない○○についてどう思うかのインタビュー。
吉澤ひとみの飲酒運転&ひき逃げなんてもう司法に任せりゃいいのに、未だにいろんな人がいろんな番組で、いろんな場所でコメント出してる。それで一体何が解決するんだ?飲酒運転撲滅キャンペーンをやるとかなら別だが、ただ単に「ひどいですねぇ」って。誰でも言えるぞ思うぞそのくらい。
大坂なおみが全米女子テニスで優勝した時もそうだ。
前日にこのブログで書いたのだが、決勝に進んでるのに全く話題には登っていなかった。ところがどうだい、優勝した途端にどこもかしこも、まるで以前から応援してたかのような大騒ぎ。錦織や松岡修造とか杉山愛とかテニス界の人間にならともかく、関係ない人にまで「どう思われますか」って・・・「すごいですねぇ」って言うしかないだろ。何が勇気をもらっただ。嘘つけ。
「いやぁ、テニスなんて皇太子様が美智子様と軽井沢でされてるような高貴なスポーツだと思ってた」とか「ほとんどルールも知らない。なんで15.30.40って点数上がるの?」ってなコメントは絶対使われないからこれまた不思議だ。
もっとひどいのはセリーナ・ウィリアムズの審判へのクレーム〜警告が、まるで根底に人種差別問題があるかのような報道。大坂に対してもしつこい宇治茶とカツの食べましたかインタビューはうんざりするのだが、それよりひどいのが「大坂なおみが日本人として認められてない」かのような偏向報道。これは凱旋帰国直後の記者会見で、馬鹿な記者のインタビューでもあった。
肌の色や姿形で日本人であるかどうかなんて誰も騒いじゃいないのにな。ケンブリッジ飛鳥でも、ダルビッシュ有でも、日本国籍を有してたら日本人だろう。逆に日本人ぽい顔立ちでも外国籍だったら日本人とは認めたくないってところがある。蓮舫があれだけ叩かれたのと、大坂なおみの件は全く異なる。タイガーウッズやオバマ前大統領はアメリカ人だし、YOSHIKIや宇多田ヒカルのように海外に住んでても日本人だ。それが日本人大多数の暗黙の認識じゃないのか。それをわざわざ偏向報道して誰得?
今月14日に河野外相は記者会見で、外務省担当記者の報道姿勢に苦言を呈した。
記者の関心が北朝鮮問題など特定分野にばかり偏ってると。実際報道は北朝鮮の刈り上げ坊やが何を言った、アメリカのトランプがこう言い返したとかばっかり。その合間に韓国でまた慰安婦像が建てられたとか、ロシアのプーチンが北方4島問題は後回しで日露条約結ぼうとか、中国の動きがこうだとか、ホント僅かの国の同じようなばかり報道してる。
河野外相が言われる通り、世界は193の国連加盟国で動いてる。いろんな国でいろんな分野が日本に関わっている。記者はそれを取材して報道すべきだと思う。
政治でも中央と地方それぞれ、芸能界でもアイドルから役者、スポーツ界でもいろんな競技、幅が広いけどすごく一極集中のような報道ばかり。
多分明日は樹木希林さんの報道一色だろう。そして相も変わらず、以前なんとかの映画・ドラマ・CMで共演した俳優や女優、影響を受けたって人のインタビューが、こぞって画面に、紙面に、ネットニュースに流れるんだろう。
樹木希林さんを起用したマガジンハウスのCM。
ミレーの「オフィーリア」をモチーフにしたこの作品のキャッチコピーは
「死ぬときくらい 好きにさせてよ」
死ぬまで飄々と、そしてあっさりと天に召された怪女優・樹木希林さん。
静かにご冥福をお祈りしましょうよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます