いったい何を考えてるのやら。
モデルのローラが沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関して、工事中止の嘆願書への署名を呼びかけた件。
別に芸能人だろうが芸人であろうが、もちろんモデルであろうが自分の主義主張をするのは構わない。
共産圏や社会主義の国と違って、日本は言論の自由のある国だからな。
でもね、今回のローラの呼びかけはなんかちょっと違う気がするのよ。
彼女が以前から平和活動とかボランティアなどをやっているというのならまだ分かるのだが、そんな活動をしてたという認識はない。(プラスチックゴミ問題をインスタで提起したり、ユニセフに寄付したりしてるけどね)
だから何でローラがわざわざ自身のインスタグラムでトランプ米大統領への電子署名活動を呼びかけたのかがわからない。
誰かに利用されたのか?
それとも何かの正義感に突き動かされ、勘違いしてるのか。
今回の件で世間は賛否両論であるが、ちょっとこれまたずれてる意見が多い気もする。
芸能人が政治的な言動をするのはタブーである。今回のローラの件で著名人とか学者とか知識人といった人たちは「有名人芸能人の政治的発言はタブーっていうのはおかしい。その発想自体を変えなければいけない」なんて言ってるけど、それは無理。
政治活動をするタレントは、スポンサーへの忖度もあるが一般視聴者の方々の不快感や意見などから制作会社が使わない(使いにくい)っていう現状がある。石田純一は東京都知事選挙に出馬するとかしないとかだけで一気に仕事が減った。今や彼の姿をテレビで見ることはほとんどない。
「戦争反対!」とか「平和がいいに決まってる」などと漠然としたメッセージを送るのは構わない。
多くのミュージシャンやア−ティスト、著名人がやってる。全然許容範囲だ。
だけど、それが具体的な活動となると「この人の応援(ファンであること)は、この人がやってる政治的活動も応援してることになるの?」ってなってしまうもの。沢田研二が戦争反対とか原発反対を歌ってもファンは逃げない。松山千春が鈴木宗男を応援してもファンは逃げない。だがテレビやメディアは敬遠する。
忌野清志郎が「原発反対!」と歌った「COVERS」は名盤だが、所属の東芝が難癖つけてレコードは東芝から発売されなかった(Kittyレコードから発売された)。東芝は関連会社が原発関連の仕事してたからな。だからと言って「清志郎が政治活動するなんて」ってファンは思わなかったし、世間的にもそんな認識はされなかった。
なぜならそれは漠然とした大きな視野での批判であって、あくまでも特定の政治活動ではないからだ。清志郎は「自分は戦争反対や原発はもういらねぇって歌うけど、反原発団体のデモに参加したり、反対運動に担ぎ上げられるのは真っ平御免だ」と言い切ってた。
斉藤和義も東日本震災の際、福島原発がダメージを受けたことを痛烈に批判し、自身のヒットソング「ずっと好きだったんだぜ」を「全部嘘だったんだな」と替え歌で歌ったりした。だが、当時国会議事堂前で行われた他原発デモに参加したり担ぎ上げたられたりはしなかった。
ブルーハーツ(ハイロウズ)の頃の甲本ヒロトも「チェルノブイリ」など原子力発電所批判ソングを歌っているが、別にデモに参加などしていない。
これは言うなればジョン・レノンが「LOVE & PIECE」を提唱してたのと一緒のレベルだ。(ただしビートルズ時代の彼はイギリスのフォークランド紛争に抗議して勲章を返還した)
「LOVE & PIECE」「NO MORE WAR」愛や平和、戦争反対、みんな仲良くやろうよ、子供達に明るい未来を・・・
こんな漠然とした大きなテーマなら全然OKなのだが、ある特定の反対運動や政治活動はちょっとね。
1984年にエチオピアで起こった飢餓の救済のため「Band-Aid」が発足。ボブ・ゲルドフ、ミッジ・ユーロ、フィル・コリンズ、ポール・ヤング、ボノ、ジョージ・マイケル、ボーイ・ジョージ、スティング、デヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニー・・・。イギリスおよびアイルランドの著名アーティストが集結したチャリティー・プロジェクト。
これに対して違和感や嫌悪感を感じた人はほとんどいない。「エチオピアのことなんて何も知らないが、何かの助けになるのならば」って超豪華メンバーの歌う「Do They Know It's Christmas?」を買い、その収益金は寄付された。(楽曲も素晴らしいからね)
アメリカではアフリカの飢餓救済のためのプロジェクト「USAフォー・アフリカ」が発足した。
ライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー、クインシー・ジョーンズ、ケニー・ロギンス、シンディ・ローパー、ダイアナ・ロス、ホール&オーツ、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーン、ティナ・ターナー、ボブ・ディラン・・・これでもかってくらいのアメリカのスーパースターが集結した。(プリンスとマドンナがドタキャンしたのはなぜだろうか)
この活動も違和感や嫌悪感を感じた人はほとんどいない。「アフリカの飢餓救済になるのならば」って超豪華メンバーの歌う「We Are The World」を買い、その収益金は寄付された。(楽曲も素晴らしいからね)
そして「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、1985年に20世紀最大のチャリティーコンサートと言われるライヴエイド(LIVE AID)が開催される。発起人は「Band-Aid」や「USAフォー・アフリカ」と同じくブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフ。
イギリス・ロンドンのウェンブリー・スタジアムと、アメリカ・フィラデルフィアのJFKスタジアムで行われ、世界84か国に衛星同時生中継されたこのライブのテーマは「アフリカ難民救済」。今公開中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」でもクライマックスで描かれるこの日のクイーンのパフォーマンスはもはや伝説だ。
このライブを否定する人はほとんどいないだろう。
たとえ「俺はアフリカ難民救済なんて興味ないぜ」と普段は思っていても、このライブで「アフリカ難民のことを考えなきゃいけないぞ」とか「私に何かできることはないか」と思ってもらえたら成功だろう。
そしてもちろんこのライブに参加したアーティストのことを「政治的活動しやがって」等だった見方をする人は少ないだろう。
海外では映画スターやミュージシャン、セレブ層の方々は貧困や弱者救済、各ボランティア活動をする。
自身が得た富を分け与えたり、奉仕することは当然の行為であり、それは自身の救済になるというキリスト教をはじめとした宗教観のせいでもある。なんといってもそれは富や名声を得た妬みへの対策にもなる。
日本でも宇多田ヒカルやSMAP(元)AKB48グループなどが、東日本大震災や各地で起こった天災の際に多額の寄付やボランティア活動をする。サザンオールスターズやMr.ChildrenなどはAAAやBankBandなどをおこなっている。他のアーティストもチャリティーやボランティアをしている。でもそれは「愛」や「平和」などといった大きな範囲でのメッセージであり、決して特定団体の活動支援やなどではない。海外のセレブたちのように宗教色もなければ妬み僻み対策でもない。ただの善意だ。だからこそ一般人やファンも賛同する。
ライブエイドやUSAフォーアフリカの影響を受けて、日本でも広島でロックイベントが行われた。
特に1988年のライブはBOOWYやレッドウォーリアーズ、世良公則、ハウンドドッグ、佐野元春、ブルーハーツ、爆風スランプ、ARB、PERSONZなど当時を代表するアーティスト、グループがレーベルの垣根を越えて終結した。
もちろんこれに「ロックアーティストが政治活動かよ」って批判はほぼ無い。純粋に「平和がいいに決まってる」に賛同した。
今回のローラの呼びかけはちょっと違う。
彼女は沖縄出身でもない。今まで反戦活動をしてたわけでもない。(もちろん沖縄の基地移転=戦争でもない)
ましてやアメリカを拠点にこれから活動をしていこうという人間がなぜ、アメリカを批判するようなこの活動に参加したのか疑問だ。
沖縄といえば以前引退を決めた安室奈美恵が、翁長(当時県知事)がお亡くなりになられた際に追悼コメントを出した際、早速基地移転反対派や沖縄の活動家に利用されそうになった。でも彼女は全部スルーした。
彼女は自分のルーツでもありお世話になった沖縄の知事を追悼しただけであり、そこに政治的な背景は全くなかったのだ。沖縄の何かと反対運動してるもはや輩のような奴らに担ぎ上げられたり、またはその活動を賛美したような発言をしてたら多分彼女の評価はだいぶ変わってしまっただろう。
それほど政治的な活動というのは意味を持つ。タレント生命を左右するといっても過言ではない。
ウーマンラッシュアワーの村本なんかがいい例だ。自分の主義や主張するのは構わないが、それを賛同してくれるかどうかはまた別の話だ。オリエンタルラジオの中田とかもそうだね。なんか「関わり合いになりたくないぞ」って思ってしまうのよ。りゅうちぇるもそうだ。Tatoo入れようが何しようが構わないが、鬱陶しいとしか思えない。ダウンタウンの松本も政治のことやいろんなことに対してコメントを出したりするが、これは全く別の次元である。彼らはその違いがわかっていない。
ローラは520万人とも言われるフォロワー(何でこんなにいるんだ?)に、沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事中止の嘆願書への署名を呼びかけたが、彼女は移設計画中止の県民投票自体が黄信号なのはわかっているのだろうか。
全41市町村での県民投票実施のうち、すでに宮古島市は市議会で関連予算が否決されたことにより実施しないことを表明。
もともとこの県民投票の開催は学生や弁護士が作る市民団体(実情はプロ市民や近隣アジア諸国の人々)が約9万3000人(たったこれだけ?)の有効署名を沖縄県に突きつけ条例制定を求めたもの。
宮古島市では10%未満の4184人しか賛同していないから、議会で否決されても当然か。
石垣市の中山所長も「法的拘束力もない無駄な5億5000万円も使う県民投票なぞ必要ない」と言っている。あくまでも議会が否決した場合という仮定だが。
辺野古基地移設を否定するのなら、どういった改善策があるのかを明記すべきだと思う。
現在世界一危険と言われてる普天間基地をそのままにすることが付近住民にベストなの?
美しい梅が埋め立てられるとか言ってるけど、リゾート開発っていう名目で白保の海を埋め立てたり、各島々の景観を台無しにする開発をしてきたのは?
沖縄本島や島々を結ぶ連絡橋がたくさん国の補助金を湯水のように使ってできているけど?この橋を作る際にもサンゴ礁ははかいされ、漁民などには保証がされてたが・・・。あれは良くて辺野古の埋め立てはダメなの?他の基地のことはどうなの?
ローラよ。答えておくれ。
君は自身のフォロワー(つまりファンとか支援者だよね)に呼びかけしたんだから当然その答えを持っているのだろう?
そうじゃないんだったらさっさと撤回したほうがいいぞ。時間が経てば経つほど致命傷になってしまうぞ。
このままでは傷だらけのローラになってしまうよ。
補足
12月21日糸満市議会も移設賛否の県民投票の補正予算案を否決した。
同日、沖縄市議会も再議に付された補正予算案を前日の議決に引き続き認めなかった。
同日浦添市議会では、同じく再議に付されていた補正予算案決議に公明党が棄権し、一転して可決した。
モデルのローラが沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関して、工事中止の嘆願書への署名を呼びかけた件。
別に芸能人だろうが芸人であろうが、もちろんモデルであろうが自分の主義主張をするのは構わない。
共産圏や社会主義の国と違って、日本は言論の自由のある国だからな。
でもね、今回のローラの呼びかけはなんかちょっと違う気がするのよ。
彼女が以前から平和活動とかボランティアなどをやっているというのならまだ分かるのだが、そんな活動をしてたという認識はない。(プラスチックゴミ問題をインスタで提起したり、ユニセフに寄付したりしてるけどね)
だから何でローラがわざわざ自身のインスタグラムでトランプ米大統領への電子署名活動を呼びかけたのかがわからない。
誰かに利用されたのか?
それとも何かの正義感に突き動かされ、勘違いしてるのか。
今回の件で世間は賛否両論であるが、ちょっとこれまたずれてる意見が多い気もする。
芸能人が政治的な言動をするのはタブーである。今回のローラの件で著名人とか学者とか知識人といった人たちは「有名人芸能人の政治的発言はタブーっていうのはおかしい。その発想自体を変えなければいけない」なんて言ってるけど、それは無理。
政治活動をするタレントは、スポンサーへの忖度もあるが一般視聴者の方々の不快感や意見などから制作会社が使わない(使いにくい)っていう現状がある。石田純一は東京都知事選挙に出馬するとかしないとかだけで一気に仕事が減った。今や彼の姿をテレビで見ることはほとんどない。
「戦争反対!」とか「平和がいいに決まってる」などと漠然としたメッセージを送るのは構わない。
多くのミュージシャンやア−ティスト、著名人がやってる。全然許容範囲だ。
だけど、それが具体的な活動となると「この人の応援(ファンであること)は、この人がやってる政治的活動も応援してることになるの?」ってなってしまうもの。沢田研二が戦争反対とか原発反対を歌ってもファンは逃げない。松山千春が鈴木宗男を応援してもファンは逃げない。だがテレビやメディアは敬遠する。
忌野清志郎が「原発反対!」と歌った「COVERS」は名盤だが、所属の東芝が難癖つけてレコードは東芝から発売されなかった(Kittyレコードから発売された)。東芝は関連会社が原発関連の仕事してたからな。だからと言って「清志郎が政治活動するなんて」ってファンは思わなかったし、世間的にもそんな認識はされなかった。
なぜならそれは漠然とした大きな視野での批判であって、あくまでも特定の政治活動ではないからだ。清志郎は「自分は戦争反対や原発はもういらねぇって歌うけど、反原発団体のデモに参加したり、反対運動に担ぎ上げられるのは真っ平御免だ」と言い切ってた。
斉藤和義も東日本震災の際、福島原発がダメージを受けたことを痛烈に批判し、自身のヒットソング「ずっと好きだったんだぜ」を「全部嘘だったんだな」と替え歌で歌ったりした。だが、当時国会議事堂前で行われた他原発デモに参加したり担ぎ上げたられたりはしなかった。
ブルーハーツ(ハイロウズ)の頃の甲本ヒロトも「チェルノブイリ」など原子力発電所批判ソングを歌っているが、別にデモに参加などしていない。
これは言うなればジョン・レノンが「LOVE & PIECE」を提唱してたのと一緒のレベルだ。(ただしビートルズ時代の彼はイギリスのフォークランド紛争に抗議して勲章を返還した)
「LOVE & PIECE」「NO MORE WAR」愛や平和、戦争反対、みんな仲良くやろうよ、子供達に明るい未来を・・・
こんな漠然とした大きなテーマなら全然OKなのだが、ある特定の反対運動や政治活動はちょっとね。
1984年にエチオピアで起こった飢餓の救済のため「Band-Aid」が発足。ボブ・ゲルドフ、ミッジ・ユーロ、フィル・コリンズ、ポール・ヤング、ボノ、ジョージ・マイケル、ボーイ・ジョージ、スティング、デヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニー・・・。イギリスおよびアイルランドの著名アーティストが集結したチャリティー・プロジェクト。
これに対して違和感や嫌悪感を感じた人はほとんどいない。「エチオピアのことなんて何も知らないが、何かの助けになるのならば」って超豪華メンバーの歌う「Do They Know It's Christmas?」を買い、その収益金は寄付された。(楽曲も素晴らしいからね)
アメリカではアフリカの飢餓救済のためのプロジェクト「USAフォー・アフリカ」が発足した。
ライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー、クインシー・ジョーンズ、ケニー・ロギンス、シンディ・ローパー、ダイアナ・ロス、ホール&オーツ、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーン、ティナ・ターナー、ボブ・ディラン・・・これでもかってくらいのアメリカのスーパースターが集結した。(プリンスとマドンナがドタキャンしたのはなぜだろうか)
この活動も違和感や嫌悪感を感じた人はほとんどいない。「アフリカの飢餓救済になるのならば」って超豪華メンバーの歌う「We Are The World」を買い、その収益金は寄付された。(楽曲も素晴らしいからね)
そして「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、1985年に20世紀最大のチャリティーコンサートと言われるライヴエイド(LIVE AID)が開催される。発起人は「Band-Aid」や「USAフォー・アフリカ」と同じくブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフ。
イギリス・ロンドンのウェンブリー・スタジアムと、アメリカ・フィラデルフィアのJFKスタジアムで行われ、世界84か国に衛星同時生中継されたこのライブのテーマは「アフリカ難民救済」。今公開中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」でもクライマックスで描かれるこの日のクイーンのパフォーマンスはもはや伝説だ。
このライブを否定する人はほとんどいないだろう。
たとえ「俺はアフリカ難民救済なんて興味ないぜ」と普段は思っていても、このライブで「アフリカ難民のことを考えなきゃいけないぞ」とか「私に何かできることはないか」と思ってもらえたら成功だろう。
そしてもちろんこのライブに参加したアーティストのことを「政治的活動しやがって」等だった見方をする人は少ないだろう。
海外では映画スターやミュージシャン、セレブ層の方々は貧困や弱者救済、各ボランティア活動をする。
自身が得た富を分け与えたり、奉仕することは当然の行為であり、それは自身の救済になるというキリスト教をはじめとした宗教観のせいでもある。なんといってもそれは富や名声を得た妬みへの対策にもなる。
日本でも宇多田ヒカルやSMAP(元)AKB48グループなどが、東日本大震災や各地で起こった天災の際に多額の寄付やボランティア活動をする。サザンオールスターズやMr.ChildrenなどはAAAやBankBandなどをおこなっている。他のアーティストもチャリティーやボランティアをしている。でもそれは「愛」や「平和」などといった大きな範囲でのメッセージであり、決して特定団体の活動支援やなどではない。海外のセレブたちのように宗教色もなければ妬み僻み対策でもない。ただの善意だ。だからこそ一般人やファンも賛同する。
ライブエイドやUSAフォーアフリカの影響を受けて、日本でも広島でロックイベントが行われた。
特に1988年のライブはBOOWYやレッドウォーリアーズ、世良公則、ハウンドドッグ、佐野元春、ブルーハーツ、爆風スランプ、ARB、PERSONZなど当時を代表するアーティスト、グループがレーベルの垣根を越えて終結した。
もちろんこれに「ロックアーティストが政治活動かよ」って批判はほぼ無い。純粋に「平和がいいに決まってる」に賛同した。
今回のローラの呼びかけはちょっと違う。
彼女は沖縄出身でもない。今まで反戦活動をしてたわけでもない。(もちろん沖縄の基地移転=戦争でもない)
ましてやアメリカを拠点にこれから活動をしていこうという人間がなぜ、アメリカを批判するようなこの活動に参加したのか疑問だ。
沖縄といえば以前引退を決めた安室奈美恵が、翁長(当時県知事)がお亡くなりになられた際に追悼コメントを出した際、早速基地移転反対派や沖縄の活動家に利用されそうになった。でも彼女は全部スルーした。
彼女は自分のルーツでもありお世話になった沖縄の知事を追悼しただけであり、そこに政治的な背景は全くなかったのだ。沖縄の何かと反対運動してるもはや輩のような奴らに担ぎ上げられたり、またはその活動を賛美したような発言をしてたら多分彼女の評価はだいぶ変わってしまっただろう。
それほど政治的な活動というのは意味を持つ。タレント生命を左右するといっても過言ではない。
ウーマンラッシュアワーの村本なんかがいい例だ。自分の主義や主張するのは構わないが、それを賛同してくれるかどうかはまた別の話だ。オリエンタルラジオの中田とかもそうだね。なんか「関わり合いになりたくないぞ」って思ってしまうのよ。りゅうちぇるもそうだ。Tatoo入れようが何しようが構わないが、鬱陶しいとしか思えない。ダウンタウンの松本も政治のことやいろんなことに対してコメントを出したりするが、これは全く別の次元である。彼らはその違いがわかっていない。
ローラは520万人とも言われるフォロワー(何でこんなにいるんだ?)に、沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事中止の嘆願書への署名を呼びかけたが、彼女は移設計画中止の県民投票自体が黄信号なのはわかっているのだろうか。
全41市町村での県民投票実施のうち、すでに宮古島市は市議会で関連予算が否決されたことにより実施しないことを表明。
もともとこの県民投票の開催は学生や弁護士が作る市民団体(実情はプロ市民や近隣アジア諸国の人々)が約9万3000人(たったこれだけ?)の有効署名を沖縄県に突きつけ条例制定を求めたもの。
宮古島市では10%未満の4184人しか賛同していないから、議会で否決されても当然か。
石垣市の中山所長も「法的拘束力もない無駄な5億5000万円も使う県民投票なぞ必要ない」と言っている。あくまでも議会が否決した場合という仮定だが。
辺野古基地移設を否定するのなら、どういった改善策があるのかを明記すべきだと思う。
現在世界一危険と言われてる普天間基地をそのままにすることが付近住民にベストなの?
美しい梅が埋め立てられるとか言ってるけど、リゾート開発っていう名目で白保の海を埋め立てたり、各島々の景観を台無しにする開発をしてきたのは?
沖縄本島や島々を結ぶ連絡橋がたくさん国の補助金を湯水のように使ってできているけど?この橋を作る際にもサンゴ礁ははかいされ、漁民などには保証がされてたが・・・。あれは良くて辺野古の埋め立てはダメなの?他の基地のことはどうなの?
ローラよ。答えておくれ。
君は自身のフォロワー(つまりファンとか支援者だよね)に呼びかけしたんだから当然その答えを持っているのだろう?
そうじゃないんだったらさっさと撤回したほうがいいぞ。時間が経てば経つほど致命傷になってしまうぞ。
このままでは傷だらけのローラになってしまうよ。
補足
12月21日糸満市議会も移設賛否の県民投票の補正予算案を否決した。
同日、沖縄市議会も再議に付された補正予算案を前日の議決に引き続き認めなかった。
同日浦添市議会では、同じく再議に付されていた補正予算案決議に公明党が棄権し、一転して可決した。
信仰してる無能の老害が日本の癌だと思うっす