緊急事態宣言が解かれ、街に人が戻りつつある。
休業してた百貨店も飲食店も衣料店も通常営業し始め、入り口には消毒液が置かれてたり、消毒に余念がなかったりして対策してる。検温してるところもある。まだまだ予断は許さないからな。
ほとんどの人がマスクして歩いてる中、マスクをしてない人がいる。あれってなんだろう。新型コロナを舐めてるのか根拠のない自信に満ち溢れてるのか、それとも油断してるのか。
あと、電車でもなるべく離れて距離あけて、間隔あけてってみんな意識してるのに、なぜか詰めようとしてきたり、座ろうとしたりする人。そりゃ通勤時間の満員電車なら仕方ないが、余裕のある昼下がりの電車でもお構いなしってのはなぁ。離れてくれよ。ただでさえ暑苦しいんだからさ。
そのほとんどはなぜかおっさん及びジジイなのだが、奴ら早死にしたいのかな。まぁそれは好きにしてくれていいのだが、伝染すなよ。お前が保菌者かもしれないのだからな。あれだけ言われててもマスクをしない、距離とれないお馬鹿さん。長く生きてるのそれくらいも考えれないってどうなのよ。
カップルでノーマスクってのもいる。濃厚接触は二人だけの時にしてくれ。多目的トイレは使うなよ。
さて、そんな中、撮影休止で途中やめになっていた4月クルーのドラマも放送し始めた。(前置きが長いな)
ここ何週間かは以前の人気ドラマの再放送や、総集編なんかで繋いでたが、そろそろ撮影も再開し始めたみたいだ。よかったね。
特捜9
渡瀬恒彦の前シリーズ「警視庁捜査一課9係」から引き続かれる人気刑事ドラマ。「特捜9」にタイトル変更してV6の井ノ原快彦が主演になって今回がseason3。
このドラマも4月開始だったのだが、第4話以降しばらく休止。
他のドラマでもそうだが、刑事ドラマは特に聞き込みや取り調べ、捜査会議などあらゆるシーンで密になる。それを見て「密じゃないか」ってクレーム入れるバカもいるのかもしれない。(所詮ドラマ、所詮作りものって素直に楽しめよと言いたい)
この特捜9、再開一発目の第5話「10年目の殺人」が先日放送された。
いやぁ、お見事。
今回、見事にソーシャルディスタンスを考えて撮影されてる。
上記の通り、ドラマはどれだけ気を使っても、どうしても密になる。刑事度r間は特にね。ロケはおろか室内シーンも密なしでは撮れない。って思ってたのだが、できるもんだね。
ここまでやるか〜!!って思えるほど見事な密回避で作られてる。
この特捜9は、井ノ原快彦と山田裕貴、吹越満と田口浩正、津田寛治と羽田美智子がそれぞれペアを組み捜査をする。
しかし、井ノ原快彦と山田裕貴コンビは電話またはテレビ電話でほぼ成り立たせた。山田裕貴は監察医・原沙知絵から「持ち込まれた自殺者に違和感を抱いた」と呼び出され会いに行くがそれも見事な距離KEEP。
津田寛治と羽田美智子コンビは車の運転席と助手席とか、後部トランクの前とか横並び。向かい合うときは自然と2mくらい離れてる。
吹越満と田口浩正コンビも横並び。正面向きあって言い合いをするおきまりのシーンでは、間に宅配便業者(?)の台車荷物が置かれた状態だった。
前回の寺尾聰に変わり今回のシリーズから係長として登場した中村梅雀は、相変わらず一人でなんかやってるから違和感なし。
それぞれ各容疑者(橋本さとし/もう一人は名前知らん)のところに行って事情聴取したりするんだけど、それもそこそこ距離感をちゃんととってある。
でも、それほど違和感ないのよ。脚本を見直しして、演出なんかもかなり変更して、「これならどうだ?」って撮ったんだろうね。ご苦労様。
この新型コロナの影響で撮影ができなくなってから、リモートワークを使って撮影されたドラマはある。
TOKIO松岡主演の家政婦のミタゾノseason4も第2話でSTOP。
特別編としてオールリモートで撮影〜編集された「今だから新作つくらさせていただきました」が放映された。ビデオ通話アプリだけでもミタゾノワールドの雰囲気を崩さず、サスペンスドラマとしてちゃんと成り立ってたからすごい。
あっ奥菜恵を久々に見たけど、妖艶だね(ラストちょっと怖いけど)。
NHKは「今だから、新作ドラマ作ってみました」とこれまた似たようなタイトルだが、打ち合わせから撮影まで全て直接対面ナシの、テレワークドラマを作成した。
オール3話オムニバスのうち、第2話「さよならMyWay!!!」と第3話「転・コウ・生」が素晴らしかった。
第2話「さよならMyWay!!!」は、小日向文世に死んだはずの妻・竹下景子からビデオ電話がかかってくる話。
40年連れ添った妻・竹下景子に「離婚してください」と切り出され戸惑う小日向。今更?なんで?御構い無しに「私クイズ10問中7問正解で離婚回避、6問以下なら離婚」と問題を出す竹下景子。途中「三択問題です」ってところでちょっと笑ってしまった。クイズダービーか。NHKなら連想ゲームだろって。
実は・・・ってもの悲しい話なんだが、ラストにタイトルにもなってる「My Way」が流れる。それも、以前はカラオケでおっさんが歌ったら嫌われる曲No.1と言われたフランク・シナトラ版じゃなくて、SexPistolsのシド・ヴィシャスバージョンの方ね。センスいいな。
第3話「転・コウ・生」は、ムロツヨシ、高橋一生、柴咲コウ、それぞれ次々と体が入れ替わってしまう話。
決してあの大ヒットアニメ映画のパクリではない(はず)。似ているけどオマージュでもない(はず)。タイトルもそっくりだが、転はムロ、校はコウ、生は一生から作られてる(・・・)。脚本は「JIN-仁-」や「義母と娘のブルース」の森下佳子さん。
それぞれがそれぞれを演じなきゃいけないから、役者の演技力に全てかかっている。しかも一人っきりでカメラの前で。
ジョン・ウー監督の「フェイス/オフ」を思い出したよ。ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタの二大俳優がお互いを演じ合う傑作な映画。今どっちがどっちだ?ってめまぐるしいのだが、二人の名演により「今、こっちだな」ってわかる、ついていけるのよ。
この「転・コウ・生」もショートドラマにしておくのはもったいないくらいの出来。
まぁ、こういったドラマもこんなご時世でリモート撮影、テレワークしかできない状況だからこそ作れたんだろうけどね。
これからしばらくは撮影なんかも感染防止でかなり大変だろうけど、頑張ってほしいな。
マスクしないで平気で歩いてる危機管理能力無いおっさんよ、平気で間隔詰めてくる距離感無いおっさんよ、考え直せよ。ドラマ見て襟を正せよ。
油断すんなよ。新型コロナウイルスが消えたわけでもワクチンできたわけでもないんだぞ。お前がディスタンス守らないせいで、誰かが泣くことになるのかもしれないんだぞ。
そのうち社会からもソーシャルディスタンスされてしまうぞ。
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