シャープのマスク

なると思ったよ。

シャープがマスクを21日からネットで販売を始めた。

ところがアクセスが集中しすぎてサーバーダウン。サイトに繋がらない状態になった。同時にAIoT危機にも不具合が生じるという状態。22日は販売見合わせ、修正でき次第また販売再開するとのこと。

 

やっぱりというか、とほほっていうか。

なんでそんなに群がるかねぇ。トイレットペーパーといい、なんでそんなに慌てて買おうとする。国から布製マスク2枚もそろそろ届き始めるってのに。

 

一箱50枚入り3278円（別途送料660円）の1日販売個数は3000箱だよ。1億2500万人中何人が帰ると思ったんだ？嵐のコンサートチケット、東京五輪2020のチケットよりプラチナだぞ。これを販売初日に手に入れれるのは、宝くじの１等が当たるのよりむつかしい。道で倒れてた老人を助けたら身寄りのない億万長者で遺産がもらえるくらい夢物語だって気付かなかったのか？

 

普段はネットでの購入は怖いとか、クレジットカードを使うのはって思ってるやつも、天下のSHARPなら安全だろうって飛びついたんだろうな。

しかもこのマスクは、液晶パネルとかも作ってた三重県多気工場クリーンルームで製造。ウイルス飛沫や微粒子99%カットする立体三重構造の純国産不識布マスク。そりゃ品質も間違いないだろう。

 

「欲しい！」って気持ちはわかる。わかるが、焦るな。

 

4月14日に大阪市の松井市長が「医療現場で使う防護服が足りない」「防護服代わりに雨合羽が使える」「使用してないかっぱやレインコーとがある人は是非協力してくれ」って寄付を呼びかけた。

ユニバーサルスタジオやコーナンが協力してくれたのもあるが、あっという間に10万枚が集まった。すごく美談なんだが、いったいみんな、なんでそんなに使ってない雨合羽やレインコート持ってたんだ？って疑問感じるのよ。

雨降りそうだなってコンビニで買ったけど、降らなかったからとか？100円傘と同じ感覚？震災とか災害用？コンサートや野球観覧、イベント用？よくわからんけど家になんでそんなによーさんストックがあるんだ。

 

「まだあるけど、今のうちに」と余分に買っておこうって気持ちはわからなくはない。

電池、水、カセットボンベなど震災や転載なんかの非常時にも使えるものから、インスタントラーメン、パスタ、缶詰など以外にも、ポン酢やドレッシング、醤油やわさびチューブ、お菓子やふりかけに至るまで、たぶんいろんなものが余分にあるだろう。これも仕方がない。使おうと思った時なかったら不安だからとか、新製品出たからついとかね。

 

あなたが住んでるところが所ジョージさんの「ポツンと一軒家」で紹介されるような人里離れた山の上とか、辺鄙で商店までは車で30分はかかるところだとか、商品が届くのは1週間に一度って島だとかなら今の時期でも買いだめしてもわかるよ。

しかし、24時間のコンビニがあり、そこらにスーパーやドラッグストアがある都会なら、そんなに備蓄しなくても大丈夫だろ？

誰かに買われて無くなったら？って恐怖心が、マスクや消毒液、トイレットペーパーやティッシュ、ファブリーズからビオレuまで、いつまでたっても在庫がない状態にしているのではないかね。

 

だいたい日本人って奴はマスコミやメディにすぐ踊らされる。

みのもんたが昔やってた朝の情報番組で、ココアが体にいいといえば商店か商品がなくなり、バナナが、納豆が、って煽られ踊らされる。

80年代バブルの頃のティラミスからナタデココ、マンゴープリン、パンケーキ、かき氷、タピオカに至るまでまぁ踊らされること。まぁインスタ映えも行列もこのコロナ禍で全部終わりだけどね。

いや、違うな、スタバが営業自粛して明日から閉まるってとき、これで最後だとアホどもが並んでたな。

近畿日本鉄道の鮮魚列車が3月16日にラストランした際も、上本町駅のホームには三密どころか過密状態で鉄男たちがいたな。3月14日に高輪ゲートウェイ駅が開業した時も、朝も早よから切符買おうと並んでて昼ごろには3時間待ち状態だった。その数5万4000人。

 

外出自粛とか三密は避けてくれとか、こいつらには他人事なんだろう。だから未だに感染者・発症者が増えるんだよ。

そのくせこんな奴らに限って「満員電車はいいのか」とか「パチンコ屋にはどうたら」とか言うんだよな。他人のことを言って自分の行動を正当化したいのか？「あいつは良くて自分はダメなのはなぜと駄々こねたいのか？脳みそは小学生並みか？

とやかく文句ばかり言う前に、まずは家にいろ、自粛してくれ。必要以外家から出るな。南アフリカみたいに鞭で叩かれないとわからないのか？

 

シャープのマスクに慌てて飛びついてサーバーダウンさせた奴らよ。

冷静になれ。そのうち買えるぞ。

 

政府から送られてくる2枚の布マスクは、マツオカコーポレーション、伊藤忠、興和の三社が受注して用意してくれたんだ。なんかカビがどうとか、虫がとか、紐がとか難癖つけていちゃもんつけてるけどさ、これだって作ってくれた人、詰めてくれた人、梱包から発送手続きしてくれた人、配送してくれた人がいるんだよ。感謝したら？

 

アイリスオーヤマも国内のマスク生産を一層強化して、月1億5000万枚生産できる体制にするらしいぞ。これだって単純計算では月に国民一人一枚しか手に入らないんだ。3000箱のシャープ製マスクが、そう簡単に買えるわけ（手に入るわけ）ないだろ？

アイリスオーヤマは中国2拠点の工場と合わせて、月産2億3000万枚の供給を目指すそうだ。

この工場や会社にも働いてる人、作ってる人、梱包してる人、配送する人、材料を調達する人、経理の人、営業してる人・・・いろんな人がいる。リモートワークもテレワークもオンラインなんちゃらもできない人ばかりだ。

そんな人たちが乗ってる通勤電車を「あれはいいのか」とヒステリックに叫ぶな。っていうか一緒にすんな。まずは家にいてじっとしてろよ。

マスクがあっても家から出られなければ必要ないだろ？