GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

メゾン・ド・ポリスと新成人

2019-01-14 20:30:04 | MUSIC/TV/MOVIE
成人の日。
以前は1月15日だったのにある年に突然1月第二月曜日に変わった。そのおかげで関西の美容室は大迷惑。
これを決めた官庁役人は関西位西の美容室が月曜日が定休日だということは全く考慮しなかったのだろうか。散髪屋(理髪店)も月曜的球のところが圧倒的に多いのだがね。

てなことを毎年ぼやいているのだが、今年もまた成人の日がやってきた。
昨年はレンタル着物及び着付けや髪結いを行う会社が当日トンズラし大混乱を招いた。そのせいか今年はレンタルではなく購入したりする人が増えたそうだ。
着物協会は18歳成人になってしまうと学生だと着物買わなく制服で式にでる母打撃だなんて言ってるが、それってちょっと的外れ。まだ学生の方が親は周りに気遣いなんとかしなくちゃと着物用意しそうだけどな。



さてそんなが成人式。
毎年各地で壇上に上ったとか、酒飲んで暴れたとか、暴走したとかニュースになるが、実は大したことがない。
成人を迎える若者の、ほんのごく一部のひゃっほーってうかれた奴らをクローズアップしてるだけ。ほとんどの成人は粛々と、またはなんとなくって感じなんだからさ。一部だけ切り取っていかにも「今時の若者は」なんてステレオタイプの報道はやめようよ。

若者と老人。
どちらが問題起こすのだろう。
高速道路を逆走する老人。事故起こして逃げる若者。ブレーキとアクセル間違えコンビニに突っ込む老人。わざわざ大阪から高速乗って原宿で暴走した若者。
どっちもどっちだろう。

成人の日にあえて老人の話を交える。
まだまだ働けるが定年だとか、後継者がいないから廃業とか、体力とか。
これからの高齢化社会、スーパーで喚いてるクレーマー老人などどうでもいいが、キャリアのある老人はなんとかしないとね。それこそもったいないのよ。

そんな中始まったテレビドラマ。
メゾンドポリス。
これが面白い。

簡単に言えば高畑充希演じる新米刑事が、老練な警察OBに助けられ事件を解決するドラマ。
原作は加藤実秋の「メゾン・ド・ポリス」シリーズの実写ドラマである。



念願かなって刑事になったものの、仕事はお茶汲みやコピー取りばかりの柳町北署新人刑事・牧野ひより(高畑充希)。
ある日所轄内で殺人がネットで生中継されるという事件が発生。四年前に起きた事件の模倣犯らしいので高畑充希は上司から、四年前の事件を担当していた元刑事・夏目惣一郎(西島秀俊)から話を聞いてこいと命じられる。辿り着いたのは警察OB達が暮らすわけわからん家。今風に言えばシェアハウス<メゾン・ド・ポリス>だった。

メゾン・ド・ポリスの住民は、2年前までは警視庁捜査一課の敏腕刑事・西島秀俊。エプロン姿のお世話係がよく似合う。警察事務畑出身のメゾン管理人・小日向文世。未だに白衣を着てる元科学捜査研究員・野口五郎。定年退職と同時に妻から離婚を切り出された元所轄刑事・角野卓造。メゾンの大家で警察上層部に顔がきく好々爺・近藤正臣。
彼らロートルと協力、いや助言され、サポートされ、アドバイスされ、根回しされ、そして助けられながら事件解決していく高畑充希。

老人たちは暇つぶし程度の娯楽なんだろうけど、そこは昔取った杵柄ってやつですか。
ITだクラウドだBitcoinだって今の世の中にはついていけないが、犯罪は所詮人間のやること。亀の甲より年の功。経験、キャリアっていうのは大事なのだ。いくら年功序列を否定したところで、政治も警察も組織というところには未だに蔓延っている。

これからの高齢化社会。
培った技術を持ったまま引退した老人や、いろんなキャリア、パイプを持ったまま引退した老人も多いだろう。
何も持たない若者たちはこのキャリアやパイプを是非利用すべきだ。だが、これからは俺たちの時代だと前途洋々な若者達は気づかないだろうな。

今年成人を迎えた125万人。
是非メゾン・ド・ポリスを観てほしい。







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