徳丸無明のブログ

雑文、マンガ、イラスト、その他

桔梗屋 桔梗信玄餅アイス最中

2021-06-18 23:01:06 | 
今日はきなこぶっ飛ぶお餅でお馴染み信玄餅のアイスです。




九州生まれの僕は、山梨名物の信玄餅を食べたことがないんですが、福岡には如水庵ってメーカーが作ってる筑紫餅って類似品があります。このアイスは、なぜか福岡の普通のスーパーで売ってました。
中にきなこアイス・お餅・黒蜜・きなこが入ってます。それらが絶妙にマッチしてるんですけど、それにくわえてこのアイス、ガワがおいしいんですね。最中の皮なんてただの包みだろって思ってる人いるかもしれませんけど、とんでもない。この皮は、香ばしくて、薫り高くて、パリパリで歯ごたえもいい。アイスもだけど、皮もよく味わっていただきたい一品です。
特定の出来事にしょっちゅう遭遇する人っていますよね。たとえば、何度も交通事故に遭うとか、よく雷に打たれるとか。
僕ね、よく人がものを落とす現場に遭遇するんですよ。落とし物を見つけることって、誰しも一度や二度あると思いますけど、落とし物が発生するその瞬間に立ち会うことってめったにありませんよね。僕はあるんですよ。今まで何度もその瞬間を目撃してきました。
だからって何かあるわけじゃないですよ。「落としましたよ」って呼び止めておしまいです。これと言って何か面白いことがあるわけじゃない。
ただ一度、クロネコヤマトの落とし物を目撃したことがありましてね。ヤマト運輸って、自転車で配送してる人いるじゃないですか。でっかいカート引きながら。
その自転車の配送員が、ダンボールの荷物を落としていったことがあったんです。ゴトンって、けっこう大きな音がしたのに、気づかずそのまま行っちゃいまして、なんで気づかねーんだって呆れながら追いかけてって教えてあげたんですけどね。
まあそれくらいですね。お話しできるようなエピソードと言ったら。
なぜそんなにものを落とす瞬間に遭遇するのかと言ったら、それはもう、そういう星のもとに生まれてきたということですね。だからもう受け入れてますよ。落とし物をひろって持ち主に届けるのが僕の定めなのです。そうするしかない。
なんかね、落とし物が発生する現場ってね、僕以外の人もいたりするんですよ。なのにね、僕以外は誰も気づかないんです。僕だけ「あっ」ってなってる。だから、「なんで誰も気づかないんだ?」って思いながら、落とし物をひろって持ち主を追いかけることになるんです。
あれ不思議ですね。これもまた、人がものを落とす瞬間にしょっちゅう遭遇する僕の、宿命のひとつなのでしょうか。それとも、みんなものを落としたことに気づいていながら知らんぷりをしているのでしょうか。それが面倒を回避する「大人の態度」なのでしょうか。


ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、ではなく雑感。
今回の東京オリンピック、このまま開催できたとしても、史上最も開催を望まれなかった五輪として記憶されるんでしょうね。今のオリンピックは利権が肥大しすぎているから、一度解体したほうがいい、という意見を聞いたこともあります。詳しい事情は知らないのですが、たぶんそれが正解なのだと思います。IOCへの不満はますます高まっていくでしょうしね。
僕はこれまで、オリンピックは開催国にとってすごく金になるのだと思い込んでいたのですが、今はもうそういうふうになってなくて、途上国・後進国が大々的なインフラ整備のきっかけにするにはちょうどいいけど、先進国にとってはむしろ赤字になってしまうのだそうです。とにかく負担が大きいのだそうで。だったらなおのことやる意味なくなってきてますよね。
ただ、軽々しくオリンピックなんてなくしちまえ、って言うのも乱暴な話。僕はスポーツ全般興味ないから、なくなっちゃっても構わないけど、それを目標にしてるスポーツ選手と、楽しみにしてるファンは大勢いるわけで。
しかし組織がこれだけ肥大してると、簡単に解体することもできませんよね。じゃあセカンドベストとして規模や形式の見直しを行えばいいでしょうか。IOCへの拭いきれない不信感をずっと抱えつつも、それでも「大人の態度」で付き合いつつ、オリンピック観戦を楽しむ、ということになるのでしょうか。
だとしても、そのうち開催国に立候補する国はなくなってしまうかもしれません。そのときがほんとのおしまいですね。

RIZIN.28 観戦記

2021-06-14 23:26:15 | 雑文
コロナのために大会が延期になり、開催自体が難しくなっている昨今。観戦記は半年ぶりですか?とにもかくにも無事開催にこぎつけてくれた運営に感謝です。


那須川天心 vs 大崎孔稀・HIROYA・所英男・・・1対3の変則マッチ。まあいかにもテレビ向けの色物カードですよね。所がトリなのもよくわからん。
3人の順番が逆だったら(つまり大崎がトリだったら)、いくらか天心を追い込めたかもしれません。
天心にはMMAへの本格参戦の期待がずっとうっすらあって、キックの試合が続いてた頃も「ひょっとしたらまだ」って思ってたんですけど、ボクシングへの転向宣言で希望はついえました。だったらもうお早めに、ってかんじです。天心がいると、地上波放送の大部分の時間が天心になっちゃって、他の試合の時間短くなっちいますからね。

朝倉未来 vs クレベル・コイケ・・・クレベルから散々「逃げてる」って挑発されてたので、記者会見やインタビューのときに「黙らせてやる」ぐらいの返しをするものと思ってたのですが、わりとおとなしめなコメントだった未来。これって、負ける可能性が高い予感がしてて、予防線として強気な発言は控えておこうという腹づもりなのでは・・・という気がしてました。「俺が失神してる姿を見れるかも」なんて、自分から言うことなかったですからね。自分自身も冷徹に客観視できてしまうゆえなのか。試合前の表情もやや不安げ。
対して、クレベルはそこまで客観視できないから自信満々で、それが自己暗示みたいにいい方向に働いてるように見えます。
クレベルの打撃の粗さにびっくり。なんでこれで通用してるんだろ。川尻が言ってた、「ヘタウマのほうが見えづらい」ということなのでしょうか。ただ、パンチじゃなくて蹴りをバンバン出してたのは、足を取られてもかまわないからなんでしょうね。普通、安易に蹴り出したら足取られて倒されちゃいますけど、クレベルはグラウンドで自分が下になってもいいし、むしろその展開を望んでいる。だから足取られるのを気にせず蹴っていけるということなのでしょう。逆に未来はグラウンドに行きたくないから、足を取ることなく、蹴りをもらい続けることになった。
未来は腰が強いから、タックルからのテイクダウンではなく、組み付いての引き込みが有効なのではないかと予想してましたが、思った通りになりました。
僕は未来のアンチではないのですが、ぜひ一本取られるところを観たい、って思ってました。格闘家としてもユーチューバーとしても(あと起業家としても?)成功してて、有頂天になってる天狗の鼻っ柱を折る、って観たいじゃないですか。
なのでこの結果はカタルシス。ボペガー!
クレベルは三角極めつつ右手で未来の足掴んで動けないようボディコントロールしてるんですよね。複数の動きを同時にしかけてくる。これに対処できないと詰んでしまうのでしょう。
しかし未来にもチャンスありましたよね。1R、打撃で効かせた場面がありました。あそこで追撃してれば勝てたかもしれないのに・・・。
クレベルは斎藤チャンピオンとのタイトルマッチ確定ですね。相性もあるでしょうけど、斎藤のほうが寝技できるから苦戦するんじゃないでしょうか。未来は次、ケラモフとどうでしょう。

朝倉海 vs 渡部修斗・・・渡部の2度連続アップセットを期待してましたが、まあ順当な決着。渡部も試合の組み立てというか、狙いはよかったですよね。
しかしクロスガードの体勢からのパウンド、すさまじく強い。あんな強いの見たことないかも。
ところでしょこたんは格闘技好きなのでしょうか。

トフィック・ムサエフ vs ホベルト・サトシ・ソウザ・・・ジョニー・ケース戦でボブ・サップばりのチキンハート疑惑が生じたサトシ。その後快進撃を続けていますが、まだ強い一撃をもらっていないので、疑惑は払拭しきれたとは言い切れません。今回のムサエフ戦で明白になるだろうという気がしていました。獣のごときムサエフの打撃で、サトシの心が折れやしないか。そうでなくても、タコ殴りで病院送りにされないかと。
ですが結果はこの通り。一発ももらうことなく終了。サトシはRIZIN出てきたばかりのころに最強幻想があって、それがケース戦で一度消えたのが、この試合で揺るぎようがないくらい復活し、幻想ではなくなりましたね。
最初三角の形になったとき、ムサエフの右手が内側に入ってるんですよね。で、ムサエフは自分で右手を抜いちゃったんですけど、抜かずに押し込んでたら極まってなかったはずです。判断ミスでした。
ただ、ムサエフは長きにわたる兵役でフィジカルが衰えたり、試合勘が鈍ったりしてるのかもしれませんし、コロナのための2週間隔離もマイナスに働いたおそれがあります。なので、時間をおいてリマッチしてもいいかもしれません。

石渡伸太郎 vs 井上直樹・・・一回戦で当たるのはもったいないと散々言われてた好カード。石渡は、対戦相手に選ばれたことで「勝てると思われてる。なめられてる」って言ってましたけど、井上は強い相手のほうが燃えるから、という理由で石渡を選んだんですよね。勝てればそれでいい、ということならほかの選手を選んでるはずです。
打撃の細かい技術はわかんないので何とも言えないんですが、石渡ももう36。年齢的な衰えは出てきてないのか、度重なるケガによる体の不調はないのか、といった思いがよぎりました。まだまだ第一線で活躍してもらいたくはありますが。
ただこうなった以上は、井上に扇久保や元谷に挑戦してもらい、完全な世代交代を成し遂げ、海との次世代ナンバーワン決定戦を行ってほしいです。

シビサイ頌真 vs スダリオ剛・・・4戦目にしてようやく適当なMMAファイターとの対戦を迎えたスダリオ。今の実力はまあこんなもんだよな、という結果に。あと、お腹がだらしなかったのが気になりました。
エンセンの乱闘がお約束になればプロレス的な意味での人気が出るかもしれません。


キャプテン・タカダのうっすら日焼けが気になりました。川尻達也が解説に呼ばれてたのは、ドミネーターが「足を止めて打ち合いましょう」という川尻のセリフを引用したからなのでしょうか。
27日に次の大会ありますけど、そちらは地上波なしでしょうね。次の観戦記はまたしばらく先になりそうです。

よっちゃん食品工業 タラタラしてんじゃね~よ

2021-06-11 22:32:17 | 
今日はプロゴルファーの渋野日向子ちゃんも大好きパンクロッカーです。




僕が子供のころからありますけど、一度も食べたことがなかったんですよね。それはなぜなのか。商品名に反発を感じていたのか。食べたら不良になってしまうと恐れていたのか。もう思い出せない・・・。
スルメみたいですね。スパイシーでおいしい。
よっちゃん食品工業と言えば、らあめんババアがコロナの影響で8月に製造終了するそうですね。今のうちに食べておきましょう。
ババア、フォーエバー。
本日は第32回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのは中田雅喜の『ももいろ日記』(上下巻・ユック舎)です。『純情ももいろ日記』のタイトルで廣済堂出版から文庫版も出ています。両方ともだいぶ前に出版されてて、たぶんもう絶版。中古で探してみてください。
マイナー漫画家として、おもにレディースコミックやエロマンガを描いてきた中田さんが、どうやってマンガ家になったか、普段どんな生活を送っているのか、親しいマンガ仲間との日々や、幼少時の思い出などを綴ったエッセイコミック。エロを描き飛ばしてた作家さんらしく、下ネタ多めの内容なのですが、絵柄が可愛らしいし、節度は保たれてるので、下品さや汚らしさは感じられない仕上がりになってます。
作中にも出てくる中田さんの夫はSFマンガ家の横山えいじさん。赤裸々な夫婦生活の描写も、一部アリ。
マイナーゆえの貧しい暮らし。トキワ荘を彷彿とさせる交友関係。女性差別がまだ根強かった時代の、健気な男女同権の訴え。予想外の妊娠と出産。おとぎ話「堤防少年」の探究。
単純に面白いし、こんな人生もありだなとか、だから自分ももうちょっと好きなように生きてみようかとか、そんな気持ちにさせてくれる作品です。復刻版出してくれー。

中田さんは最近じゃ小説を書いておられるようですね。売れ具合はどうなのでしょうか。貧乏から脱出できたのでしょうか。お子さんはおいくつになられたのでしょうか。どうかお幸せに。


ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、および雑感。
福岡では緊急事態宣言が続いているため、飲食店の時短要請も続いており、どの店も午後8時閉店、オーダーストップはだいたい7時半になっています。数日前にファミレスに行きまして、7時半ギリギリに着けば大丈夫だろうと踏んでいたのですが、同じように考えてる人たちがけっこういて、オーダーストップ直前に注文が立て込んだらしく、なかなか食べ物が出てこなかったんですね。
ようやく届いたのは、店内に「蛍の光」が流れる閉店まぎわ。調理時間のかかる料理だったのか、一番遅く出てきたのです。
他のお客さんがひとり、またひとりと帰りゆく中、食事を始めました。すぐに閉店時間は過ぎ、僕は焦り出しました。こういう時、はやくしないと店員さんに迷惑がかかるんじゃないかと気に病んでしまうのです。食事を味わう余裕はありません。
結局ほかのお客はみんな帰り、ひとりぼっちになった店内で、給食を食べ終わるまで居残りさせられてる小学生のように、あわただしく食べ物を口にかきこむはめになりました。これもコロナのせいだよ!

オリンピックはこのまま開催されるのでしょうか。これまで中止の可能性を模索してきましたが、今回はもし開催されたら、について考えてみます。
開催された場合、海外からの人の流入や、国内の人の流れの増加によって、コロナの感染者が増えるおそれがある、と言われています。もしそうなったら、どうするのか。
政府の反応は目に見えています。菅ちゃんは、「たしかにコロナの感染者は増加したが、オリンピックとの因果関係は認められない」と強弁し、責任回避に終始するのです。絶対そうなります。
前総理の安倍ちゃんがそうでした。モリカケでも桜を見る会でも、不誠実極まりない言い逃れを繰り返し、責任逃れをしてきました。そんな安倍ちゃんの後継者である菅ちゃんが同じ手管を使わないはずがありません。
仮に専門家がオリンピックによって感染者が増えたことを証明するデータを出したとしても、「ひとつの見解にすぎません」としらばっくれたり、正反対のデータを示す御用学者を引っぱってきたりするのです。
政府にとっては、感染者が増えようがどうでもいいというか、責任逃れのプランは構築済みなのです。言い換えるなら、五輪によって感染者が増えるのは織り込み済みで、仮にそうなっても五輪が開催されればそれでいいと、彼らは思っているのです。
今回のオリンピックは、そんな政府のもとに開催されようとしているのです。そのことはちゃんと意識しておいたほうがいいでしょう。