嘘つきだと言われても、
全くショックを受けません
特に今は、作家ですから
作って、盛って、ナンボです、
と褒め言葉に転嫁できます
ガスっているコースです
久しぶりの定点観測パー3。
幻想的で気持ち良かったです。
思いだしたことがありました。
幼かった頃、父はドライブに
連れて行ってくれました
昭和40年代前半です。
今は名車と言われていて、
凄いプレミアがついている
真っ赤なスポーツカーに
父は乗っていました。
僕は景色を楽しめるほど
成長してはいませんでした。
偶然、深い霧の中を
走ったときにだけ
異常に興奮しました
「雲の中に入った」
と説明されて、
空を飛んでいるような
気分になって
本当に感動したのです
父は、それ以降、
箱根や富士山、日光、那須と
景色そっちのけで
高度があり、ガスが出やすい
状況の日を選んで
雲の中を走るドライブを
してくれたのだと
振り返ると思えます
雲の中に入るたびに、
僕は興奮しました
幼稚園で、それを話しました。
「昨日、雲の中を車で走ったんだ」
当時、ドライブができる家庭が
どの位いたのかはわかりませんが、
多くはなかったと思います
ましてや、幼稚園の先生も
助手席に乗る経験すら
していなかったのだと推測します。
幼稚園児の中には
信じてくれない子供もいました。
先生に判断を仰ぐわけです。
先生は言ったのです
「車は雲の中を走れません。
嘘をつくことはいけないことです」
本当のことでしたから
どうして、そんなことを
言われたりするのかと
悲しくなりました
でも、嘘ではないことは
自分が一番知っているので、
嘘つきと言われても
気にしないことにしました。
間違っているのは、
自分ではなく相手でした
瞬間的に、記憶が蘇りました。
ニヤニヤしてしまいました。
トラウマになるような
酷い話かもしれませんけど、
今の自分に繋がるもので
悪い記憶ではないのです
自我の形成の1つでした。
パター1本で、このホールは
バーディ外しの3でした。
嘘つきと呼ばれるのは
褒め言葉です
本当のことなんて、
自分にしかわからないと
ゴルフは教えてくれるのです
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