海ちゃんに会いたくなって、猫カフェ「きぶん屋」さんに行きました。
海ちゃんは起きていて、ケージの中でゆったりとくつろいでいました^^

海ちゃん「今日は、お客様もあまり来ないし、ゆったりできるわ~」


カフェのソファでは、黒猫のれいちゃんが、マロちゃんとマコちゃんのお父さんになって、寝かしつけてあげています^^

海ちゃんが一匹でくつろいでいたケージに、突然、カフェで一番大きなネコのめいちゃんが入ってきました^^;
海ちゃんは「シャー」と言って威嚇しましたが、めいちゃんはまったく気にもとめずに、そのまんま寝てしましました^^;
海ちゃんは、めいちゃんのおしりを噛みますが、めいちゃんはなんとも気にせず、ぐう、ぐう寝ています。
海ちゃんは息をひそめて、しかたなく身を小さくしました。

そうこうしているうちに、お昼寝から目覚めたマロちゃんが、ゆうちゃんの寝ているケージにかき登っていました。
いったいいつの間に...

マロちゃん「ここ、昨日、寝てた場所...」と思いだしているようです。
そのまんま寝てしまいました^^
めいちゃんは、しばらくの間、寝ていましたが、すぐに起きて、床に下りて行ってしまいました。
代わりに、お兄ちゃんの空ちゃんが、海ちゃんのいるケージにやってきました。
海ちゃん「お兄ちゃん、来てくれてありがとう~」

海ちゃんは、空ちゃんの頭を舐めています。
空ちゃん「なんだい、いつもは来たら迷惑がるのに、今日は、いったいどういう風の吹き回しなんだ。」
と、妹の様子に、ちょっとあきれています。(もしかしたら、先ほどまで、めいちゃんが来ていたことを知っていたのかも・・・)
海ちゃん「こわかったわ~ お兄ちゃん。さっきまで、めいちゃんが来て寝ていたのよ。」

海ちゃんは、お兄ちゃんにすがりつきます。

カフェの中では、さっきまで寝ていたマロちゃんがもう起きて、マコちゃんとピンクのビニール製のおもちゃで遊んでいます^^

空ちゃんは、それを見ながら、妹に言い聞かせます。

空ちゃん「あの子ネコたちは、このカフェにやってきて、間もないのに、もう仲間となじんでいるんだ。
お前、いつになったら、ほかのネコとなじむんだ?
めいちゃんだって、悪気はなくて、やってきて、寝たんだろう?」

空ちゃん「お前は、いつも、ほかのネコが来たら、威嚇したり、警戒したりしているけれど、お前に悪さをした奴なんて、ほんの一握りだろう?」

空ちゃん「めいちゃんは、お前のことなんて、なんとも思っちゃいない。かみつくようなことはするな。」

空ちゃんは、妹に、そういってから、毛づくろいをしました。

海ちゃんは、しゅんとしています。

空ちゃんは、また毛づくろい...

海ちゃん「お兄ちゃん。私、人見知りなだけじゃなくて、ほかの猫さんとも、うまくいかないの・・・」

海ちゃん「近寄ってこられたら、警戒しちゃうの。」

海ちゃん「私、お兄ちゃんしか、頼れる猫がいないの。」

空ちゃん「僕がいなかったら、どうするんだい?」

海ちゃん「どうするって? カフェのオーナーや、係りのお姉さんたち、お兄さんたちはみなさん、やさしくしてくれるし・・」

海ちゃん「私のこと、親切にしてくれるお客も中にはいるし・・・」

空ちゃん「それは、お前は、外見がかわいいからね。僕だって、外見がいいから、ひいきのお客は多いよ。」

空ちゃん「でも、見かけだけがよくても、中身がだめだと、そのうち、あいつはだめだってことになるんだ。
僕ら、雄はカフェに10匹もいるから、よくわかるけれど、中身をみがかなくちゃ・・な。」

海ちゃん「言ってることはわかったわ。」

空ちゃん「わかったなら、いい。」

海ちゃんは、お兄ちゃんのことがますます好きになりました。



海ちゃんが、お兄ちゃんのそばで幸福感に浸っていると、...

そこへ、こうちゃんがやってきました。

こうちゃんを歓迎する空ちゃん。

海ちゃんは、「せっかくお兄ちゃんと二人きりでいたのに・・」と思いました。


こうちゃんを歓迎する空ちゃんに、海ちゃんは、自分がほっとかれたような気持ちになります。


海ちゃんは、「お兄ちゃんすきすき!」という気持ちで、お兄ちゃんの背中を舐めて、振り向いてもらおうとしますが、

空ちゃんは、こうちゃんと仲良くしています。


海ちゃんは、お兄ちゃんの背中に前足を置いて、お兄ちゃんに気に留めてもらおうとしますが・・・


お兄ちゃんの空ちゃんは、こうちゃんと、和気あいあいとした感じで寝てしまうのでした。

海ちゃんは、なんだか悲しくなって、目には涙があふれてくるのでした・・・


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海ちゃんは起きていて、ケージの中でゆったりとくつろいでいました^^

海ちゃん「今日は、お客様もあまり来ないし、ゆったりできるわ~」


カフェのソファでは、黒猫のれいちゃんが、マロちゃんとマコちゃんのお父さんになって、寝かしつけてあげています^^

海ちゃんが一匹でくつろいでいたケージに、突然、カフェで一番大きなネコのめいちゃんが入ってきました^^;
海ちゃんは「シャー」と言って威嚇しましたが、めいちゃんはまったく気にもとめずに、そのまんま寝てしましました^^;
海ちゃんは、めいちゃんのおしりを噛みますが、めいちゃんはなんとも気にせず、ぐう、ぐう寝ています。
海ちゃんは息をひそめて、しかたなく身を小さくしました。

そうこうしているうちに、お昼寝から目覚めたマロちゃんが、ゆうちゃんの寝ているケージにかき登っていました。
いったいいつの間に...

マロちゃん「ここ、昨日、寝てた場所...」と思いだしているようです。
そのまんま寝てしまいました^^
めいちゃんは、しばらくの間、寝ていましたが、すぐに起きて、床に下りて行ってしまいました。
代わりに、お兄ちゃんの空ちゃんが、海ちゃんのいるケージにやってきました。
海ちゃん「お兄ちゃん、来てくれてありがとう~」

海ちゃんは、空ちゃんの頭を舐めています。
空ちゃん「なんだい、いつもは来たら迷惑がるのに、今日は、いったいどういう風の吹き回しなんだ。」
と、妹の様子に、ちょっとあきれています。(もしかしたら、先ほどまで、めいちゃんが来ていたことを知っていたのかも・・・)
海ちゃん「こわかったわ~ お兄ちゃん。さっきまで、めいちゃんが来て寝ていたのよ。」

海ちゃんは、お兄ちゃんにすがりつきます。

カフェの中では、さっきまで寝ていたマロちゃんがもう起きて、マコちゃんとピンクのビニール製のおもちゃで遊んでいます^^

空ちゃんは、それを見ながら、妹に言い聞かせます。

空ちゃん「あの子ネコたちは、このカフェにやってきて、間もないのに、もう仲間となじんでいるんだ。
お前、いつになったら、ほかのネコとなじむんだ?
めいちゃんだって、悪気はなくて、やってきて、寝たんだろう?」

空ちゃん「お前は、いつも、ほかのネコが来たら、威嚇したり、警戒したりしているけれど、お前に悪さをした奴なんて、ほんの一握りだろう?」

空ちゃん「めいちゃんは、お前のことなんて、なんとも思っちゃいない。かみつくようなことはするな。」

空ちゃんは、妹に、そういってから、毛づくろいをしました。

海ちゃんは、しゅんとしています。

空ちゃんは、また毛づくろい...

海ちゃん「お兄ちゃん。私、人見知りなだけじゃなくて、ほかの猫さんとも、うまくいかないの・・・」

海ちゃん「近寄ってこられたら、警戒しちゃうの。」

海ちゃん「私、お兄ちゃんしか、頼れる猫がいないの。」

空ちゃん「僕がいなかったら、どうするんだい?」

海ちゃん「どうするって? カフェのオーナーや、係りのお姉さんたち、お兄さんたちはみなさん、やさしくしてくれるし・・」

海ちゃん「私のこと、親切にしてくれるお客も中にはいるし・・・」

空ちゃん「それは、お前は、外見がかわいいからね。僕だって、外見がいいから、ひいきのお客は多いよ。」

空ちゃん「でも、見かけだけがよくても、中身がだめだと、そのうち、あいつはだめだってことになるんだ。
僕ら、雄はカフェに10匹もいるから、よくわかるけれど、中身をみがかなくちゃ・・な。」

海ちゃん「言ってることはわかったわ。」

空ちゃん「わかったなら、いい。」

海ちゃんは、お兄ちゃんのことがますます好きになりました。



海ちゃんが、お兄ちゃんのそばで幸福感に浸っていると、...

そこへ、こうちゃんがやってきました。

こうちゃんを歓迎する空ちゃん。

海ちゃんは、「せっかくお兄ちゃんと二人きりでいたのに・・」と思いました。


こうちゃんを歓迎する空ちゃんに、海ちゃんは、自分がほっとかれたような気持ちになります。


海ちゃんは、「お兄ちゃんすきすき!」という気持ちで、お兄ちゃんの背中を舐めて、振り向いてもらおうとしますが、

空ちゃんは、こうちゃんと仲良くしています。


海ちゃんは、お兄ちゃんの背中に前足を置いて、お兄ちゃんに気に留めてもらおうとしますが・・・


お兄ちゃんの空ちゃんは、こうちゃんと、和気あいあいとした感じで寝てしまうのでした。

海ちゃんは、なんだか悲しくなって、目には涙があふれてくるのでした・・・


