先日、録画しておいた邦画「今夜 ロマンス劇場で」を観ました。
二年前にもテレビ放送されたらしいです。確か、娘が孫くんをお産で、うちに
いた時、娘が育児の合間に診ていた記憶が。
私は、孫くんのお洗濯やら、家事やらで忙しく、観る間がなかったのです。
この映画は、今年、宝塚歌劇でも上演されたということで、
いかにも宝塚の舞台にふさわしい。
映画の世界、宝塚歌劇の世界ならではの作品で、現実にはありえない世界・・・
ですね。
現実の世界から、非現実の世界へ、命の洗濯とまではいかないけれど
気分転換したいときに見るにはいいかもです。
綾瀬はるかさんが、凛として美しく、
坂口健太郎さんは映画の世界のお姫様に恋い焦がれる青年役ですが、
実際には、撮影所の所長令嬢の本田翼さんとのほうがお似合いですね。
加藤 剛さんの最後の作品ですが、
こういう役よりも、長年連れ添った奥様やお子様方、お孫さんたちといった
大勢のご家族に見守られながら、最後の時を迎える
といった役のほうが、この方にはお似合いのような気がします。
撮影中も、ご自身の体調を回りの人たちに気を使わせないように、
心配りするなど、ご立派な態度が、いかにもこの方らしいと
今更ながら、人柄も立派な名優さんだったと、
目頭が熱くなりました。