「われわれ、みんな間違っている。」
映画「戦場のメリークリスマス」で、ロレンスが言ったこの言葉。
登場人物は、みんな間違いを犯した。
でも、セリアズが最後に取った行動。
広場で、ヨノイ大尉が、俘虜長ヒックスリーを処刑しようとしたとき、セリアズが、わが身を犠牲にする覚悟で、それを止めにはいった行為。
それは正しかった。
ヨノイ大尉はその場で気絶するが、のちに、セリアズに感謝し、希望を持って生きようとする。
映画では、ヨノイ大尉は、終戦後に処刑されたが、原作では、処刑されずに、故郷に帰り、
セリアズの遺髪を自身の手で、神社に奉納している。
映画と原作の違いはなぜかと知ろうと思うと、やはり、原作を読むしかないのではないか。