<作文>
スキー
(S・Y)
僕は朝起きてみると、良い天気であった。早く水くみをしてスキーをはいていくと、みんなもうスキーにのっていた。そこへK先生もきていた。そこで、みんなでそうだんの結果、三十林班にでかけた。
林の中を通るとき、鳥が3~4羽とびたち、とても気持ちがいかった。林の中を通りぬけると畑が真っ白い銀世界になっており、スキーで走っていると、いよいよ山にかかった。
はじめのうちは、低い所からすべった。良くすべりすぎて、たまには大きなあなをあけた。たしかに雪はつめたかった。「あまり高い所からすべるんでないよ」と、K先生は心配していた。
ぼくは、そんなことなんぞかんがえないで高い所からすべると、つめたい風が顔に当ってきもちがよかった。あまりながくすべっていると大変あせがでておもしろかった。みんなが「かえろう」というので、朝きた道をひきかえした。たいへんおもしろかった。
☆ ☆
確かに、50年以上前の北国は寒かった。マイナス35℃位までは経験している。この位の寒さになると、顔が痛いという感じだ。しかし、多少の寒さというのは、かえってピリッとした爽やかさ、気持ち良さがあるものだ。目の前に広がる、静かな銀世界を遊び場としていた頃が懐かしい。