桃の節句は三月三日、上巳の節句である。幸せを祈り、健やかな成長を祈る。ひな祭り、雛人形を飾るのは人形が身代わりになって邪気を祓うと信じていたことから、流し雛の儀式が起源とも言う。節供の語は節の日の供え物がその日を代表するようになったとする考え、五節句のうちの一つである、もともとは陰暦三月の最初の巳の日をさし、中国で上巳の日に川で身を浄める禊ぎの習慣があり、これが平安時代に日本に伝わったと言われる。 >日本では、古来、巳の日の祓いとして草や紙で「ひとがた」という人の形をつくり、災いを払うために川や海に流していました。やがて中世になると人形が現れ、平安時代宮中では「ひいな遊び」というお人形遊びが盛んになりました。この「ひとがた」と「ひいな遊び」が自然に結びつき、今のひな祭りになったといわれます。 . . . 本文を読む
万葉集にある叙景歌の美しさは第28番歌に続く。きたるらし、ころもほしたり 実写か、きにけらし、ころもほすてふ 伝聞か、そのありようである。写生を自然にうたったものである。
近江の荒れたる都を過ぐる時に、柿本朝臣人麻呂が作る歌
たまたすき うねびのやまの かしはらの ひじりのみよゆ
あれましし かみのことごと つがのきの いやつぎつぎに
あめのした しらしめししを そらにみつ やまとをおきて
あをによし ならやまをこえ いかさまに おもほしめせか
あまざかる ひなにはあれど いはばしる あふみのくにの
ささなみの おほつのみやに あめのした しらしめしけむ
すめろきの かみのみことの おほみやは ここときけども
おほとのは ここといへども はるくさの しげくおひたる
かすみたつ はるひのきれる ももしきの おほみやところ
みればかなしも
反歌
ささなみの しがのからさき さきくあれど おほみやひとの ふねまちかねつ
ささなみの しがのおほわだ よどむとも むかしのひとに またもあはめやも . . . 本文を読む
日本語文法文章論の文章解析を、おこなう。日本語文の句点を文の単位とする。例文は、冒頭に時期を示す。三月、月名だけの書き出しである。ここには句点があるので単位に切る。書き手の文体である。読点で始めてもよいところだ。読んでいくと、同様に、段落の書き出しに、時間の指定ではないが、別の「合唱」、とだけ、書き出す。これは強調符号がついて「合掌」となっている。そしてもう一つ、文段の途中であるが、そこにも、輪唱、とだけの語が句点をもっている。さきの「合唱」とは異なる。合唱は、本来、複数の人が複数の声部に分かれて各々のパートを複数で歌う音楽の演奏形態のことと解説されるので、各々のパートがひとりずつとなるものを重唱と呼んで区別するということに、注意をしたか、正しくは複数人が同一の旋律を歌うことを斉唱といい、区別されるとなるのであるが、広義では斉唱も合唱になるようだ、以上、ウイキペディアより、ということだから、この鍵括弧の強調は注意する。 . . . 本文を読む
敬語について日本語の特徴とされてきた。その説明にほかの国の言語には敬語があるのか、ないのかと素朴に問われるようになった。その結果、敬語はどの言語にも見られる現象であると指摘されるようになった。言語の現象に、その地域の民族が王族をもてば敬語は使われるだろう。そのようにとらえて、その王族が絶対者とがあめられ、神とかかわりを持つなら、言葉遣いに特徴を持つようである。英語が敬語の用法をもたないと学習上に強調することもあって、国語の学習と対比した敬語の習得についての難易が若者に印象を与えてきたようである。英語の敬語はやはり、相手にものごとを尋ねたり、依頼をしようとするときなどにその表現法において現れるので、英語は敬語がないと教え続ける先生方にはそのようなマニュアルでもあるのだろうかと、いまだに生徒に誤ったことを言い続ける、この場合には日本語の敬語観念を指して言うことが多いようであるが、ずっと若者は敬語は日本語だけにあると思い込んでしまっている。 . . . 本文を読む
ロシア軍事介入へ 対ウクライナ 「クリミア限定」 30140302中日新聞トップ記事、見出しである。リードには、ロシアのプーチン大統領は一日、ウクライナでの軍事作戦の実施を議会上院に提案し、同意を求めた、とある。中段写真記事は、高梨W杯総合V2 と見える。ノルディックスキーのジャンプ女子の高梨沙羅(一七)=クラレ=が一日、当地で行われたワールドカップ(W杯)個人第十四戦で、昨季に続いて二度目の個人総合優勝を決め、四位に終わったソチ冬季五輪の雪辱を果たした、とある。トップ記事左の見出しには、ふるさと納税 「おまけ」加熱 人気偏り税収格差も とある。故郷などを応援したい自治体に寄付すると、税金の一部が控除される「ふるさと納税」の利用者が急増している、とある。 . . . 本文を読む