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海とかもめ・・・金子みすず

2008年03月20日 | 川柳
               童謡集より
                  
               海とかもめ 
             海は青いとおもってた、
             かもめは白いと思ってた。

             だのに、今見る、この海も、
           かもめの翅(はね)も、ねずみ色。

             みな知ってるとおもってた、
             だけどもそれはうそでした。

              空は青いと知ってます、
              雪は白いと知ってます。

             みんな見てます、知ってます、
             けれどもそれもうそかしら。
                   
海は青い・?可視光線によってさまざまな色彩に変化します。青い海に見える日は少ない。夏のほんの何日かでしょうか。
かもめは白い・・いろいろな種類のかもめがいます。それぞれに色のバリエーションはちがいます。
お天気がどんよりすると、確かにみんなねずみ色に見えます。
例えば、信号機の赤青黄色は・・本当に青ですか?青緑が本当ですよね!
空も晴れ渡った日は・・青ですがいつも空は青くは無い。
雪は白い・・でも、色を扱うプロの目から言わせていただければ、白にもいろいろな種類の白があります。書ききれませんが・オフホワイト・ブルーホワイト・パールホワイトずーと続きます。

  金子みすずさんは、この詩でこどもたちに何を問いかけているのでしょうか?
            もちろん大人たちにもです。

              観念と常識と真実
        その他にもキーワードはたくさんあるでしょう。
             考えてみたいものです。



    
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