神社拝殿に下がっている鈴は、それをならすことによって、拝む人を祓(はら)い清め、神社の神様が紐部分の鈴緒(すずお)に降臨することを願うという意味があるようです。鈴の姿にもいろいろあるようです。
吉田神社(宮内町3193-1)
水戸を代表する神社の一つである吉田神社の鈴です。拝殿向背には3つの鈴が並んで下がっていました。水戸で外の有名な神社である、水戸八幡、東照宮に、鈴はありませんでした。
中根寺(加倉井町595)
境内にある、和田平助をまつる摩利支天堂にある鈴です。建物に対してずいぶん大きな鈴であるように見えます。ここの鈴緒は、赤、白、紫、緑の4色で、目立つので神様も降臨しやすいのでしょうか。
笠原神社(文京2-5-21)
この神社では、3色の鈴緒に、さらに網掛けがされていました。
鹿島香取神社(小泉町)
鈴と鈴緒がべつべつにつるされています。鈴を鳴らすためと鈴緒保護のためなのでしょう、鈴緒の鈴にあたる部分には紐が巻かれていました。
稲荷神社(東照宮 宮町2-5-13)
東照宮には鈴がありませんでしたが、境内社の稲荷神社には、小さな鈴がたくさん付けられた編んだ鈴緒がさがっていました。