水戸は海に近いし、那珂川や涸沼(ひぬま)川などがあるのですが、市内に金刀比羅神社は比較的少ないようです。そして、航海などの海などの信仰もあるのでしょうが、水や農商業の信仰で建てられた金刀比羅神社も多いのではないかと思われました。
金刀比羅神社(菊池米穀店(上河内町570-2)道向かいの小路を南に入り左の小道へ)
大塚古墳という方墳上に建てられた神社です。かつてはすぐ脇まで那珂川が来ていたそうで、舟や漁業との関わりが考えられるそうです。比較的高いところなので、江戸時代には、備蓄のための郷倉があったそうです。写真左の石碑は庚申供養塔です。
八坂神社(西大野829)
グーグルマップでは八坂神社となっていますが、拝殿にある神額は、三宝大荒神・金刀比羅大明神となっています。壁にはられた修理寄付者表示板には、八坂神社も書かれています。鳥居と、南東面する神社建物が互いに反対側を向いています。
金刀比羅神社(谷田町449-3)
熊野大権現境内にある境内社で、山王、八坂、天満、疱瘡各神社とともに、いっしょに祀られています。
金刀比羅神社(小吹町876-1)
香取神社の左側面と背後に並ぶたくさんの石製境内社の中にあります。
大井神社(飯富町3475)
建物はありませんが、大井神社、天照皇太神宮、金刀比羅神社と彫った石碑が、神社裏手にありました。確か、戦国時代に戦火で焼けた大井神社元宮の石碑だったと思います。