今回は、草本の実と種です。
ヤブニンジン(渡里湧水群 渡里町)
セリ科。実の先端がチョキのようになっています。実が広がっていて、写真を撮るのは難しく、あまりよく写っていないようです。集まって咲く花の中央部は雄花で、周囲に両性花あり、それが広がっているようです。葉がニンジンに似ているそうです。(撮影5/11)
ムギクサ(鹿島臨海鉄道常澄駅 塩崎町)
イネ科。明治初期にヨーロッパからきた帰化植物だそうです。栽培種のムギに近い品種で、日本では数少ない野生種だそうです。(撮影7/6)
クレマチス(塩崎町)
キンポウゲ科。クレマチスに花弁はなく、ガクだけだそうです。実ははじめはヒモ状ですが、写真中央のように羽根のようになるようです。(撮影7/6)
アメリカオニアザミ(西原)
キク科。この綿毛ならそうとう広汎に飛んでいきそうです。刈っても株や根が残っていると再生するそうですので、手ごわい侵入植物のようです。(撮影7/26)
ハス(吉田神社 宮内町3193-2)
ハス科。インド原産の植物だそうですが、古事記に記載があるそうなので、古くから日本にもあったようです。古名はハチスで、蜂の巣のことだったようで、それがハスに変化したそうです。写真の花托中に見えるハスの実は、食用や薬用として使われるようです。また、数珠の玉としても使われるそうです。(撮影7/27)