落とし鍵型の鍵棒を差し込む穴部分の金具をいくつか集めてみました。落とし鍵の基本的構造は角櫓(すみやぐら)のページと水戸の穴(4)のページにあります。
水戸八幡宮拝殿(八幡町8-54)
シンプルな、鍵を入れる穴だけがある扉です。拝殿の脇扉にありました。
河和田町の蔵
上部が擬宝珠形になっています。細い横穴が二つありますので、たぶん、下の横穴から鍵を入れて、上まで持ちあげ、上の横穴から出す構造だろうと思います。
鹿島香取神社本殿(青柳町434)
本殿の扉にある、H形の装飾的金具のついた鍵です。鍵穴には、覆いの金具がついているようです。本殿にはこうした装飾的な鍵がよく見られるようです。
香取鹿島神社(小泉町246)
拝殿右側面にある入口の鍵のようです。鍵穴には、バツ型の金具が貼られています。余り目にしない珍しい形のようでした。
元吉田の民家
たぶん、吉祥模様の一アイテムである、巾着(きんちゃく)をデザインした鍵なのでしょうが、一見するとお姫様の顔です。これは、鍵穴が塞がれているようです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます