灯籠火袋の窓は、本来、四角くて、そこに障子紙を貼った木の枠が嵌め込まれていたのでしょうが、装飾的な模様で灯りを楽しもうとした窓もいろいろあるようです。
宝珠形(桂岸寺稲荷社 松本町13-19)
稲荷の神使である狐が持つ宝珠が、桂岸寺境内にある稲荷社前に建てられた灯籠の窓に刻まれていました。
蜂の巣形(別雷皇太神 元山町1-1-57)
六角形模様の窓です。これはここだけで見ましたので、珍しいようです。
三つ巴(みつどもえ 水戸八幡 八幡町8-54)
八幡宮の社紋には三つ巴が多いようです。水戸八幡もそのようで、それが、灯籠に刻まれたのでしょう。写真の左側は三日月です。
輪鼓紋(りゅうごもん)形(東照宮 宮町2-5-13)
三角のとがった部分を重ねたような模様で輪鼓という家紋の一つのようです。輪鼓とは、平安時代に中国から来たこまのことだそうです。この灯籠は左隣に猪目(いのめ)が彫られています。これも珍しい灯籠の窓のようです。
井桁格子(和光院 田島町415)
デザイン化した井桁を一つ入れた窓のようです。住職墓地の入口にありました。
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