ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の壺等(1)

2022-12-27 13:13:26 | 水戸

茶壺(常陸屋茶舗 南町3-4-19)
 昔懐かしい茶壺が並んでいます。昔のお茶屋さんはこういうスタイルが普通でだったような記憶があります。はかり売りで、大きな壺や缶から茶葉を紙の袋に小さなスコップのようなもので詰めていたように思います。

 

火薬壺(常磐神社 常磐町1-3-1)
 昭和6年に本丸跡から青銅製の火薬壺が11個見つかったそうです。その内3個が常磐神社に奉納されたそうで、それが写真の壺のようです。一つの壺には、「長谷善四郎鋳之(これを鋳る)」という、藩御用の鋳物師の名前が見えます。元禄2年(1689)の年号がある壺もあるようです。その後、もう2個出土したそうです。本丸には武器庫があったそうで、斉昭時代に書かれた、「火薬壺二百余個」とある矢倉奉行の建議書もあるそうです。

 

弥生土器(埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
 めったにないものだと今までは思っていましたが、現在は大量の埋蔵物が水戸市内でも発掘されているようです。写真は弥生式土器だそうですが、いろいろな形があって、その多様性やデザイン性に驚かされます。土器だけを見ても、古代人を発達の遅れた文明以前の人たちといった昔のイメージはすてないといけないなと思います。

 

天水受け(鳥吉駅南店 白梅1-2-41)
 昔は雨水を導水して消火用水桶として使っていたようですので、そうした習慣の名残りなのかもしれません。楊林寺境内にあるお堂でも見ました。

 

醤油壺(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
 茨城県立歴史館内へ移築された、藁葺き民家・旧茂木家住宅の中にあった、たぶん醤油壺です。一斗(18ℓ)入りでしょうから、大きな民家なので買って使ったものなのでしょう。


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