文化財等を落雷から守るために設置された避雷針です。
好文亭(常磐町1-3-3)
昭和44年に好文亭にある紅葉の間の屋根に落雷があり、奥御殿と橋廊下が焼失し、昭和47には復元されたそうです。そうしたことからでしょう、好文亭の東側には大きな避雷針が立てられています。写真の中央あたりの上にのびているのが、見学入口あたりから見た避雷針です。
水戸八幡宮(八幡町8-54)
水戸八幡宮の本殿は、慶長3年(1598)に、佐竹義宣(よしのぶ)によって建てられ、現在、国の重要文化財に指定されているそうです。ここの避雷針も建物から少し離れた所に建てられています。
三の丸庁舎(三の丸1-5)
昭和5年に建設された旧県庁舎だそうです。戦災で被災したそうですが、今は茨城県の三の丸庁舎となって、水戸を代表する洋風建築の一つとして、水戸城跡内の風景を形作っています。展望階に避雷針がついています。
仏性寺(栗崎町1984)
東関東大震災で被災して、平成26年に復元再建された、国の重要文化財である八角形をした本堂の脇にも、大きな避雷針が建てられていました。
八卦堂(三の丸1-6)
弘道館鹿島神社の隣にあります。中に、弘道館記が刻まれた白い寒水石の碑が納められていて、八卦堂はその鞘堂のようです。なぜ、八卦堂なのかと思ったら、八卦という動くもの、流動するものと、弘道という動かないものとの対比からつけられた名前だとのことでした。屋根のてっぺんにある宝珠に避雷針がついていました。
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