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水戸の見て歩き

水戸にある柱の根元(2)

2021-10-19 19:50:23 | 水戸

 部位の名称は「水戸にある柱の根元(1)」にありますのでごらんになって下さい。

 

大手門(三の丸2-9)
 柱の根元に、鉄製で鋲を打った、質実な根巻き金具がついています。

 

善重寺(酒門町2096-2)
 装飾的な根巻きです。上部の歯形の部分には、獅子や猪目(いのめ)が見えます。

 

定善寺観音堂(酒門町363)
 上にある善重寺の形式で、上部を省いた金具です。たぶん、柱には、昔、こういった縦に保護物を並べる習慣があって、それが、形だけ残ったということなのでしょう。この方が形式としては上より古いのでしょう。

 

定善寺本堂(酒門町363)
 格好の良さからなのでしょうか、柱を、のっている礎盤石(そばんせき)にあわせて、下部でしぼっています。

 

薬医門(水戸一高:水戸城本丸  三の丸3-10-1)
 今の形の大手門は江戸時代の建築物、薬医門はそれより前の建築物ですので、柱の根元も様子が違うようです。風雨で傷んだ根元は新材でついでいます。

水戸にある柱の根元(1)


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