弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になって原告になった竹内浩史のどどいつ集

司法試験の 無理難題は 「質を維持して 数増やせ」

2007年09月07日 08時00分29秒 | 未分類
今回の二回試験では、71人の不合格者が出た。
これを報じた朝日4日朝刊の解説は、「質を維持しながら数を増やす」ための議論が、さらに必要だ、と結ばれていた。
しかし、そもそも、合格者を増やしながら、ましてや司法修習期間を短縮しながら、最低ラインの質を維持するのは無理に決まっている。子どもでも分かる自明の理ではないのか。
それを承知の上で、それでも数を増やす方が良いのかどうか、という正直な議論をすべきだったと思う。
ともあれ、無事に二回試験を合格した司法修習生から、次のような都々逸メールが届いた。おめでとう。
「今日で最後か 司研に行くの 二回試験の 発表日」
今日は司法研修所で「不合格者の発表」があった。
番号がありませんようにと願う発表は初めてで、妙な気持ちだったが、合格と分かったときの嬉しさは変わらない。
今日でひとまず司法研修所に行くのは最後と思うと、短い後ろ髪が引かれる。