弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

彼と私の どっちが上か? 同期の「評価」に 世評いかん?

2024年04月21日 10時00分07秒 | 人事

私の同期の裁判官は、今週1人定年退官し、私を除いて現職20人となる。
私と誕生日が最も遅いあと1人とを除いて、全員が高裁長官、高裁部総括又は地家裁所長などという現状に変わりはない。

https://blog.goo.ne.jp/gootest32/e/dff53f77d7f7925b2aac2d2e23d478b2

おそらく、その全員が1号に昇給していることだろう。
私はこれを「昇格・昇給差別」と呼んでいる。古来、大企業・国鉄・税関等で繰り返されて来た典型的な手口である。

私の裁判官としての能力が著しく劣っているのではないかと疑う人もいるであろうから、私の近著では具体例を挙げて反証することにしている。
東京高裁部総括を最後に間もなく定年退官する彼と私の判決・決定の比較対照である。

その優劣の評価は、読者の皆さんに委ねたい。
1件目は、彼が地裁で却下した決定を、弁護士任官2年目だった私が高裁の主任裁判官として実質的に覆した「近鉄・オリックス合併差止仮処分」の事例。
2件目は、私が地裁の裁判長として原告を勝訴させた行政訴訟の判決(写真)を、彼が高裁の裁判長として逆転敗訴させた、今から2年前の事例。

乞うご期待。