弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

仙台高裁「小林コート」遺志を継ぐ者 誰なのか?

2024年04月26日 00時08分32秒 | 人事

 

仙台高裁の小林久起判事が不整脈のため死去https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1136658

尊敬する小林久起仙台高裁部総括が急逝された。
謹んで哀悼の意を表したい。

全国の高裁に残る数少ないリバラル派の裁判長だった。全国ニュースで接する小林コートの判決を拝見する度に、その見識の高さに敬服していた。
実に6年半以上も仙台高裁部総括を務めていらしたので、てっきり東北ご出身だと思い込んでいたら、私と同じ愛知県出身だと知って驚いた。それならば、とっくに東京高裁部総括になっていなければおかしかった名裁判長である。
私のような地方の地裁部総括や高裁部総括にも、昇格差別を受けている判事が存在することが露呈された。
これで、判事の最上期である36期の裁判官は、中村也寸志東京高裁部総括ただ一人となった。

こういう突発的に生じた空席をどう埋めるのか、人事局の腕の見せ所である。