フミ

2010-07-13 | イラスト

僕の甥、フミ。

姉さんの息子。

僕が18のときに産まれ、陰鬱とした僕の学生生活末期に

部屋によく預かったものだ。

僕が本を作ろうと動き出したとき、小学2年だったフミと

合作でつくったりした。

僕の作業場であった屋根裏で一緒にレゴブロックをしたり

一緒にナルニアの映画をみたりしたな。


そんなフミがもう、中学生だ。

先日、姉が三者面談で中学校を訪ねたらしい。

姉も、僕も妹も皆が通った中学校に。

どうやら中間テストのできが良くなかったのか。


フミ。


今の中学生がどれほど辛い状況か、僕には分からない。

でも、声をかけたい。

何の意味があるのか、自分でも分からないけど

おー、フミ

と言うだけ かもしれないけど

フミに言いたい。

これから体もいろいろと変わっていくし

もっとも厄介な問題も出てくる時期だろう。

もやもやとしたものがまとわりつくこともある。

そして時間は滝のようにながれ

現状は次々になまなましい決断を迫ってくる。

面談で、先生が放った言葉はフミの両肩に重くのしかかっていることだろう。

フミのフワフワとしたイマジネーションに油を塗りたくられたみたいか。

フミ。

その状況を想像するくらいしか僕にはできない。

アドバイスなんか、できないんだよ。

でも、君の受けた衝撃は僕にまで届いているからね。

君の不安な気持ちはこのブログにまで届いているよ。

次の一歩をどう踏み出すか。

僕はここからじっと見ているからね。

叔父として、見ているよ。


ゆうすけ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする