ひょんなことから、ネット上で再会しました。
「洗濯屋ケンちゃん」
初めて見たのはもう20年くらい前のことです。
当時の僕は頭の中が真っ白になってしまいました。マジで。
そして、今。
大人としてじっくり鑑賞してみました。もういちいち恥ずかしがる歳じゃねえしな。
まず、一言でいいますと、「底抜けに明るい」
ケンちゃんが輝いている。全てをさらけ出しているのに。
そして、日本が素晴らしい国であったことを思い出させてくれた。
ファッション的に見ても、ぶっ飛んでいる。
前半のカジュアル、後半のドレス。どちらも着こなし方が素晴らしい。
タバコを吸いながらケンちゃんがホテルへ向かうシーン、これは
映画「ゴッドファーザー」の名シーンにも匹敵する男らしさがある。
また、日本男児特有の軽さがあり尚良い。
そして、痛快!といえるほどにテンポがいい。
どぎついシーンも多々あるが、それを包むケンちゃんの笑顔。
そこには狂気は感じられず、人間の暖かさに満ちている。
この作品のリリース当時1980年頃には恐らく、この空気感が普通だったんだろう。
しかし、現在からみるとなんともかけがえのない温かさを感じるのは僕だけではあるまい。
今の世の中、詐欺、欺瞞、誹謗、中傷、ユニクロに満ちているが
それなのに表面上はやたらと崇高な言葉が踊ってるが
それらにはなんの説得力もないんだよ。
洗濯屋ケンちゃんには説得力がある。まさに、「This is it」
僕はケンちゃんをみて日本のあるべき姿を確認しました。
まずは健康であること。
あとはどうでもいい みたいな。
健康でいられる為には、どうするのか。これが一番大事だよね。
みんなが健康になる。そうすれば、世の中温かくなる。
言葉や数字なんかおまけなんだよね。
ん~、2010年代は、この単純な流れになるだろうね。
心身の健康を保つ以外に目的なし。
後は考えない。
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