W A K I の気ままなトンボの目

自分流の勝手な生き方ですが、何か気付いたことを書いてみます。
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京都御所の建礼門「重厚な屋根の仕組みに見とれてる」

2006年11月15日 | 歴史
 このあいだ京都御所の見学に行ってしげしげと眺めたのがこの建礼門、見るからに重厚な堂々とした立派な門だ、この門は御所の正門で素木、切妻造、桧皮葺(ひわだぶき)、柱間1間の四脚門というそうだ。開門されるのは天皇や国賓の来場など、特別な行事の時のみである。左右の築地塀(ついじべい)には5本の筋(水平の線)が入っているが、これも塀として最高の格式を示すものだという。そして御所の中には桧皮葺実物模型があった、桧皮とは樹齢 80年以上の立木檜より採取する皮のことを云い一番内側の紅い色をした皮(あま肌)を残して採取した皮を原皮と云い、この原皮から一番外側の粗皮(あらかわ)を取り除き10数種の役物が作られこの作業を皮揃えと云うそうで屋根葺きの各部を構成します。瓦屋根に比べ格段に重量が低減できますが火災に弱いのが難点です。 (10月15日に紹介した朝鮮様式の百済門と比べていただくと、おもしろい。)
コメント (2)
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