ちぃとばかし早えぇような気もするが、今年も残り少なくなったもんで、今年一年の総括でもしてみようかのぅ。
以下、オラん家を襲った災害について、日本昔話の語り部、かの「常田富士夫」を真似て読んで下され。
それは~ 今年の文月(ふみづき)のことじゃった~
ことしゃ~ 例年になくなげぇ露でのぅ 来る日も来る日も雨降りが続いておったんじゃよ
そんな~ ある朝のことじゃった~
オラは納屋の前に置いた荷馬車が気になってのぅ 雨の切れ間を待って庭先に出てみたんじゃ
するとじゃのぅ オラの荷馬車がべと(土)に埋もれ2間も先に押し流されておったんじゃ
「オラびっくらこいたのなんのって それはそれはむげぇありさまじゃった~」
見回りに来た普請奉行様のせう(言う)ことにゃ 「お上とは何の関わりあいも無く候 そちの領分はてめぇで直すのが筋でござる」と仰るばかりでのぅ オラ~ほとほと困り果ててしもうたんじゃよ
べと(土)片付けの10万両と荷馬車の修繕18万両はどうしたらいいもんかのぅ
オラん家にはしんのすけって宿六がおることにはおるがのぅ 食うてばかりでまるっし役に立たんし・・・困ったのぅ

ちくとくりっくしてくれんかのぅ ↓