ごしょらくさん

後生楽的爺さん、我が道を往く

ネコとカツオブシ

2010-12-09 18:12:42 | animals
我輩はネコである。もう一度言う、我輩はネコである、決してタヌキではない。
名を「しんのすけ=しんちゃん」と云うらしい。この家の人間某が「クレヨンしんちゃん」のファンであることからそう名づけたらしいが、風貌・気品からしてチャールズとかウィリアムといった名前が最も相応しいと自負している我輩は、「しんちゃ~ん」と呼ばれても一切無視することにしている。


「ガサゴソ、ガサゴソ・・・」


昨夜、この家ではタコ焼きを作って食ったらしい。
タヌキ寝入りをしながらそれとなく彼等の会話を聞いていると、「タコの代りにエビでも入れてみるべ」「エビか~そりゃ良いアイデアだなや」などと言いながらやっていたが、タコの代わりにエビならば「そりゃエビ焼きだぜ」と笑ってしまう・・・だが、我輩の好物のカツオブシをたんまりと乗せて食らっている姿を見ると酷く悔しい。


「ペロペロ、ムシャムシャ・・・」


我輩は、この家の人間は揃って後片付けが苦手なのをよ~~~~く知っている。
翌早朝居間に行ってみると、「しめしめ、テーブルの上には昨夜のカツオブシが・・・」だが、しかし、「見られてた?」「おまけに動かぬ証拠写真まで・・・きったねぇの!」
「コラコラ・・・」と奴さんは怒っていたが、「そなた、ネコにカツオブシなる諺をご存知か?何か文句でも?」


「ムニャムニャ・・・」


我輩のシェルターはこの階段の下と決まっている。雷や怖いことがあった際避難するに誠に都合が宜しい。奴さんのお怒りが収まるまでしばし待機待機と・・・
「えっ!?まだそこに居たのけ?お主意外としつこいのぅ」

お手数かけてゴメンな



コメント (2)
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