釣り友T氏より「十時頃そちらへお邪魔したいが宜しいか?」との電話があった。
T氏とは、渓流釣りの達人にして、山菜・キノコ採りの名人であり、山野草をこよなく愛する御仁である。
手土産だといってミカンを持参したT氏、ソファーに座るが早く「今日は忘年会の件で来た」と仰る。
渓流釣り仲間の忘年会を計画したんで、オイラにも参加せよとのお誘いであった。
篭川にて釣りをするT氏

最近渓流釣りはとんとご無沙汰であるが、T氏とはこれまで数え切れない程の釣行を共にし、
中でも、解禁日とはいえ寒風吹きすさぶ2月、岐阜県郡上八幡への遠征は強烈な思い出として今も甦る。
「山野草は野にあってこそ美しい」が口癖である氏は、山野草の採取に警鐘を鳴らし、
渓流釣りに至っては、「種を根絶やしするような釣りはしてはいけない」と力説する。
そのため氏の釣りは、源流域を極力避け、自らハンディを課すかのように大川での本流釣りを旨とする。
まっ、どの世界でも一芸に秀でた人物は、皆一様に志が高いという証でもありますな。
ぼんくらを絵に描いたようなオイラには、到底たどり着けない世界でもあるような・・
忘年会は12月初旬であるそうだから、この際氏の爪の垢でも煎じて飲ませて頂きましょうかな。
他力本願!
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