家を新築したのは18年前のこと。工務店の強い勧めもあり、思い切ってリビングを床暖房にした。が、現在、その床暖房は開店休業状態である。
というのも、その後、年金生活となり、ランニングコストが高いという理由から、カミさんの「床暖房を使ってはなりませぬ!」とのキツイお達しによるものだ。
従って、文明の利器があっても使用できずという情けない状況であるのだ。因って、我が家の暖房は、石油ストーブと豆炭コタツで賄われている。
豆炭コタツの灰
カミさんが豆炭コタツにすると決めた時、「そんな時代遅れの物!」とか「豆炭の交換が面倒だ!」等々、散々抵抗をしたが、結局カミさんの押し切り勝ちで決着。
だが、この豆炭コタツ、使ってみると思ったより具合が宜しいのだ。今更「具合が良いねぇ」とは言えないんでそのことには極力触れないようにしている。
豆炭コタツの利点は何といってもランニングコストが安いことだが、何事もそうであるように、利点ばかりと言う物はこの世に存在しないようである。
そう、物を燃やせば焼却灰という物が残り、聞くところによると、特に豆炭の灰は重金属等の有害物質を多く含み、扱いとしては産業廃棄物の類であるらしい。
豆炭の袋には、一酸化中毒等の危険性は記載してあるが、焼却灰についての云々は書かれていない。従って、我が家では普通の焼却灰と一緒にゴミ収集所へと。
荒れ畑のススキに撒いてみた
産業廃棄物を生み出す商品など売るなとは思うんだが、重箱の隅を突くことはここでは止めておく。まっ、需要のあるところ供給が生ずるってことですな。
ともあれ、豆炭の灰ってのは、何処かその辺に適当に撒き捨ててはいかん物らしいが、逆を言うと、その灰を除草剤代わりに我が家の畑で実験してみようかなと。
というのも、ススキにはこの焼却灰が効くとカミさんが何処からか聞いてきたからだ。少量を我が家の畑で実験を、であるから、ご覧の方は目をつぶってちゃぶだい。