ジムニーやバイク、あれやこれやのシート一切でお世話になっているN氏、張替えで不要になったシートを差し上げるから欲しかったら取りに来いと仰る。
「そんな古いシートなど要らねぇ」との電話のやり取りを傍で聞いていたカミさん、「ちょ、ちょ、ちょっと!貰ってきて除草シートとして使えば!」と仰る。
アスパラ畑の除草シート
「な~るほど、そういう手があったか!?」とカミさんのご意見に感心しつつ、ありったけのシートを貰ってきた。悔しいが、カミさんの知恵には脱帽である。
N氏宅へシートを引き取りに行くと、「最初、要らねぇって断らなかったっけ? へ~~~ぇ やっぱり欲しいんだ~?」とチクチクといぢめるんだもの、嫌やぁねぇ。
「お持ち帰りできます」と書いてあるが、「持って行っちゃなんねぇ!」
聞けば、不要になったシートを除草用として欲しがるヒトって結構多いらしく、あっちで欲しい、こっちでも欲しいと、あのヒトこのヒトから頼まれるんだそうだ。
カミさんはその利用方法に即気づいたらしいが、当のごしょらくオジサンは全く気づかなかったという間抜けな話しで、そのことを知ってか知らずか、チクチクとやるNさんったら、「いけずやわぁ!」
家を新築したのは18年前のこと。工務店の強い勧めもあり、思い切ってリビングを床暖房にした。が、現在、その床暖房は開店休業状態である。
というのも、その後、年金生活となり、ランニングコストが高いという理由から、カミさんの「床暖房を使ってはなりませぬ!」とのキツイお達しによるものだ。
従って、文明の利器があっても使用できずという情けない状況であるのだ。因って、我が家の暖房は、石油ストーブと豆炭コタツで賄われている。
豆炭コタツの灰
カミさんが豆炭コタツにすると決めた時、「そんな時代遅れの物!」とか「豆炭の交換が面倒だ!」等々、散々抵抗をしたが、結局カミさんの押し切り勝ちで決着。
だが、この豆炭コタツ、使ってみると思ったより具合が宜しいのだ。今更「具合が良いねぇ」とは言えないんでそのことには極力触れないようにしている。
豆炭コタツの利点は何といってもランニングコストが安いことだが、何事もそうであるように、利点ばかりと言う物はこの世に存在しないようである。
そう、物を燃やせば焼却灰という物が残り、聞くところによると、特に豆炭の灰は重金属等の有害物質を多く含み、扱いとしては産業廃棄物の類であるらしい。
豆炭の袋には、一酸化中毒等の危険性は記載してあるが、焼却灰についての云々は書かれていない。従って、我が家では普通の焼却灰と一緒にゴミ収集所へと。
荒れ畑のススキに撒いてみた
産業廃棄物を生み出す商品など売るなとは思うんだが、重箱の隅を突くことはここでは止めておく。まっ、需要のあるところ供給が生ずるってことですな。
ともあれ、豆炭の灰ってのは、何処かその辺に適当に撒き捨ててはいかん物らしいが、逆を言うと、その灰を除草剤代わりに我が家の畑で実験してみようかなと。
というのも、ススキにはこの焼却灰が効くとカミさんが何処からか聞いてきたからだ。少量を我が家の畑で実験を、であるから、ご覧の方は目をつぶってちゃぶだい。
いやぁ、全く持ってネズミって奴は悪いやっちゃのぅ。修復用にと保存しておいたビニールハウス用のビニールが、一冬過ぎて無残な姿に変身していた。
食害に遭ったビニール
ビニールは、二つ折りにしてグルグルと筒状に巻いた物で、よりによって、二つ折りの重ね部分が「良い仕事でしょ!」ってな感じで食いちぎられている。
ってことは、広げた時、ど真ん中に丸~るい穴が点々と規則正しく続くことになり、屋根に使うとなると、保温どころか雨がジャージャーで使い物にならん。
ビニールは結構なお値段なんで、このまま捨てる訳にはいかんから補修して使うつもりだが、「新品ですがボロを隠してみました~」と宣伝しているようで気分悪!
少し前ビニールを張ったアスパラハウス、現金なもので、今日覗いてみるとアスパラの芽が所々に出ていた。いよいよアスパラに追われる季節の到来か?
顔を出したアスパラの芽
昨年、嫌々ながらも手伝いをしてくれたカミさんだったが、報酬を殆ど払わなかったせいかどうか、先日、「アタシ、今年は手伝わないからね」と釘を刺された。
「そんなこと"せうな(言うな)"今年は、手間賃を払うからお願い」と言ったが、「お父さんは口ばっかりで、当てにならないからダメ」とかなり強硬である。
そうなると、今年はかなり苦戦しそうな予感・・・我が家には銭など有り余っているから、今年は出荷を止めようかなと、好からぬ考えがふつふつと・・・