そろそろフキノトウが食いたいなぁとK氏に話したところ、「へへへ・・・もう食べたよ~ん」と笑っていた。それも里ブキではなく正真正銘山ブキだそうである。
友人から頂いたそうだが、聞けば、その友人はオイラん家の近くで採ってきたらしい。我が家の近辺は一面雪に覆われている筈だが、まさか雪を掘って採ったのではあるまいな?
我が家の駐車場斜面に芽を出すフキノトウ
フキノトウと言えば、キノコ仲間にYという一風変わった男がいる。キノコの時期にフキノトウらしき芽を採ってきて、オイラにそれを見せ、これは何だと思う?と問うた。
秋にフキノトウなど見たことも聞いたことも無いが、どう見てもフキノトウであるから「それはフキノトウだ」と言うと、「バカ言え、これはフキの芽だ」と仰る。
傍にいた何人かに尋ねてみるも、皆さん矢張り「フキノトウ」と一様に答えるのだが、かのY氏は「フキノトウとフキの芽は違う!」と言って譲らない。
そんなやり取りがあった数日後、「良く見たい(見なさい)、コレがフキノの芽だ」と、茎と葉が付いた株を見せた。見ると、株の中心当たりから芽がチョコンと出ている。
確かに、そう言われてみると、フキノトウが出る頃には茎と葉は既に枯れている。青々とした茎と葉が付いた株から芽を出すフキノトウなど見たことが無い。
オイラ、学者でもなんでもないし、今更フキの生態など興味も無いし、第一そんなことどうでもいいじゃねぇかって感じだが、改めてフキノトウとフキの芽は違うのか?