オフオン

楽しい忘年会が終わり、本当のオフに突入。
何がオフかというと気分がオフなのである。

のんびりと走る、それがオフ。

そうこうしていると天使がささやいた。
宇治川ラインがきれいだよ。

甘い言葉に誘われて少年野球の自転車小僧と余裕のバトルをこなし太陽が丘から天ケ瀬ダム。

今年はいろんなことがあったなあ。
でも振り返らずに、今この時がスタートライン
すがすがしい空気が心の整理をすすめてくれる。
心が心が進くん。
趣味っていいなあ

と思ったのもつかの間、今度は自転車の格好をしたもう一人の天使がささやく。
こんな練習でいいの、へえ
役に立つの

気づいたら喜撰山をゼイゼイフラフラと踏んでいた。
谷山林道を越えて、夕映えの一本杉をクリアーする。

宇治川ラインに戻り曽束大橋につくと、最初の天使がまた声をかけてくれた。
ほら、きれいでしょう。

いい練習をして、いい空気を吸って今日は良かったなあと思えれば、また仕事もがんばれる。
たとえボーナスがこんなにも下がってもである。

気分よく家に帰ると、天使が二人とも出てきてささやいた。
カーテン洗濯しないの、物干し台の床汚いよ、電灯買い替えた？

人生にオフなんか無い
師走にファイト・おー