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2019年12月27日
横溝正史の「本陣殺人事件」を読み終わった。
本陣殺人事件はもう何年も前にドラマで見た。
原作は読んでいなかったが、トリックがすごかったのと、犯人が意外だったので記憶にあった。
この文庫は自分で買ったのではないが、知り合いが読み終わったからよかったら読まないかと言ってくれたので、もらっておいた本だ。
横溝正史の本は、何年も前にほかのものを何冊か読んでいたので、最近はそれほど読みたいとは思わなかった。
本陣殺人事件は昭和12年の岡山県の農村の話である。
当時は「家柄」という言葉が生きていて、それが万事を支配していた。
事件が起こった一柳家は本陣の末裔であった。
例のごとく金田一耕助が事件の謎を解いていく。
すごいトリックだった。