2021年9月2日
宮部みゆきさんの「昨日がなければ明日もない」を」読み終わった。
この本は
絶対震度
華燭
昨日がなければ明日もない
の三話になっていた。
主人公は私立探偵の杉村三郎だ。
私は杉村三郎シリーズを読んだのは初めてだ。
どの小説も面白かった。
↑あらすじはここに書いてある。
最後の昨日がなければ明日もないの小説で、
29歳の朽田美姫の妹の朽田三恵は姉と年子で顔も体系も似ていて、よく人に間違えられた。
性格は正反対で、姉と同じだと思われてずっと嫌な思いをしてきた。
姉は金にうるさく、金のためなら自分の子供でも犠牲にするような女だった。
この話を読んでいて、妹の朽田三恵がかわいそうだと思った。
小説の中で、朽田三恵が辛くて腹がたってどうしようもなく、よくあたるという占い師に見てもらったというくだりがある。
―どれほど辛い過去だろうと、それはあなたの歴史です。
昨日のあなたがあってこそ今のあなたがあり、あなたの明日があるのです。
受け入れて前向きに進まなければ、幸福な未来への道は開けません。