私が子供の頃の思い出です。
もう70年近く前の話です。
私がまだ4歳か5歳くらいだったと思います。
普通の父親より高齢だった私の父親は、私をとてもかわいがってくれました。
どこへ行くのにも私を一緒に連れて行ってくれました。
我が家は当時農家でした。
父親は毎日畑に出ていました。
農繁期には、時々知り合いのおじさんに畑仕事を手伝ってもらっていました。
我が家の庭の隅には山の神様が祀られていました。
当時は今とは違って、まだ食料が裕福ではありませんでした。
山の神様には毎日のように飴が置かれていました。
小さな私は神様のところに置かれていた飴をもらってくるのが楽しみでした。
父親は「山の神様が咲が良い子だから飴をくれたんだよ」
と、いつも言っていました。
私はその言葉をそのまま信じていました。
ある日、野良仕事を終えた父親と、手伝ってくれていた知り合いのおじさんが休憩のお茶を軒先で飲んでいました。
私は山の神様のところに、今日も飴があるだろうかと見に行きました。
山の神様に近づくと、祠の後ろから小さな男の人が飴を担いでくるところでした。
飴をいつもの場所に置いて祠の後ろに戻ろうとしたので、私がお礼のお辞儀をしました。
すると、その小さな男の人は(背の高さは6~7センチくらいだったと思います)戻って来て、私にお辞儀をしてくれました。
私は、この男の人が「山の神様」だったんだと思いました。
祠の前に置かれた飴を持って、お茶をのんでいた父親とおじさんに神様が飴を持ってきてくれた事を話しました。
私の話を聞くと、二人はなぜか笑い出しました。
なぜ笑うのだろうと、私はその時不思議に思ったものです。
今でも山の神様が飴を肩に担いで来た様子を、はっきりと思い出すことが出来ます。
背丈は6~7センチくらいの小さな男性で、今思うと30代くらいに見えました。
とても優しい感じの人でした。
・・・・私は子供の頃、山の神様に逢いました。・・・・
夢ではありません。
本当に山の神様を見たのです。
今でも祠は庭の隅に祀られています。
祠を見るたびに、その時のことを思い出します。
もう70年近く前の話です。
私がまだ4歳か5歳くらいだったと思います。
普通の父親より高齢だった私の父親は、私をとてもかわいがってくれました。
どこへ行くのにも私を一緒に連れて行ってくれました。
我が家は当時農家でした。
父親は毎日畑に出ていました。
農繁期には、時々知り合いのおじさんに畑仕事を手伝ってもらっていました。
我が家の庭の隅には山の神様が祀られていました。
当時は今とは違って、まだ食料が裕福ではありませんでした。
山の神様には毎日のように飴が置かれていました。
小さな私は神様のところに置かれていた飴をもらってくるのが楽しみでした。
父親は「山の神様が咲が良い子だから飴をくれたんだよ」
と、いつも言っていました。
私はその言葉をそのまま信じていました。
ある日、野良仕事を終えた父親と、手伝ってくれていた知り合いのおじさんが休憩のお茶を軒先で飲んでいました。
私は山の神様のところに、今日も飴があるだろうかと見に行きました。
山の神様に近づくと、祠の後ろから小さな男の人が飴を担いでくるところでした。
飴をいつもの場所に置いて祠の後ろに戻ろうとしたので、私がお礼のお辞儀をしました。
すると、その小さな男の人は(背の高さは6~7センチくらいだったと思います)戻って来て、私にお辞儀をしてくれました。
私は、この男の人が「山の神様」だったんだと思いました。
祠の前に置かれた飴を持って、お茶をのんでいた父親とおじさんに神様が飴を持ってきてくれた事を話しました。
私の話を聞くと、二人はなぜか笑い出しました。
なぜ笑うのだろうと、私はその時不思議に思ったものです。
今でも山の神様が飴を肩に担いで来た様子を、はっきりと思い出すことが出来ます。
背丈は6~7センチくらいの小さな男性で、今思うと30代くらいに見えました。
とても優しい感じの人でした。
・・・・私は子供の頃、山の神様に逢いました。・・・・
夢ではありません。
本当に山の神様を見たのです。
今でも祠は庭の隅に祀られています。
祠を見るたびに、その時のことを思い出します。