徳川家康は、天下の大阪城を攻めるために まずは 外堀を埋め 内堀を埋めてから 攻めた。
難攻不落の城と呼ばれた大阪城は 堕ちたが そのための根回しは周到であった。
今、中国と米国が対立しつつある。
中国共産党の力が弱まってきていると、米国は多くの証拠から見極めているということがひとつ。
すでに、経済が弱くなっている中国に、ほとんど 協力するメリットがなくなったということが もう一つ。
三つ目に、中国の領土 領海 拡張野望があからさまになった今、ペンタゴンは、黙ってはいられない。
しかも、大統領選挙が近づいているため、アメリカは強いリーダーを必要としている。
そこで、米国は中国の 外堀と 内堀を埋める計画を立てた。
外堀は、まず経済的な打撃だ。
それは、すでに目の当たりにしているとおり、この3か月で4割も株価が下落した。
中国国内の個人投資家たちが、売りを急いだわけだが、素人集団の恐怖心をあおることなど、社会心理学を研究しているCIAにとっては、なんのほどのこともなかったであろう。
次に、中国が焦りだした結果生み出したのが、AIIBだった。
アジアインフラ銀行に参加する国を募ったのである。
これは、米国を中心に活躍する金融王国にとっては、直接的な脅威であった。
なにしろ、いままで500年以上かけて築き上げた 紙幣という価値観を あろうことか、中国共産党がのこのことやってきて、毛沢東の肖像のついた赤い紙で取引を乗っ取ろうとしているのである。
このことは、まさに龍の逆鱗に触れた。
この時点で、この王国の王様は決断した。
内堀を埋めてやろうと思ったのである。
もっとも、中国に近づいた王国の貴族たちを罰することから、作業は始まる。
それは、EUだった。
もともとEUは、王国の仲間だった。
それどころか、出身地そのものである。
しかし、EUにある程度の自由を与えると、彼らは、アメリカの王国を、ないがしろにし始めた。
ちょうど、その動きが、1980年代から、出始めたのである。
時を同じくして中国の台頭が始まったことは、決して偶然ではない。
このEUが、困ったときはロシアへの牽制のために米国の王国へ頼ったりもするので、「いい加減にしろ」という声が出始めた。
それでも、おなじ家族の仲間ではあり、極端にひどいことはしなかった。
しかし、抜き差しならないことが起こった。
それは、中国が元を国際通貨として発行できる日が近づいてきたことと無縁ではない。
中国共産党は、王国の家族でもなければ、愛すべきペットでさえない。
まさに、新たな脅威でしかなく、しかも、彼らは 全く違う価値観・・・つまり 一神教を信じていないという価値観・・・で動いているのである。
とうてい、仲間になれる相手ではなかった。
内堀の埋め方は、分かりやすく行ったわけだ。
なぜなら、その目的は、同じ家族のメンバーたちに十分な恐怖感を与え、従わせることであったからだ。
その手始めは、ギリシャショックであった。
そして、次に、難民の大量発生である。
そして、最後の手が、VWの不正を公表することだった。
VWの不正など、初めから分かっていた。
分かっていながら、しかし、今まで泳がせていたのだ。
ドイツ人の7人に1人は、車関係に勤めている。
つまり、VWという世界第二位の車会社を攻撃すれば、ドイツはたちまち窮状を訴えてくるだろうという読みが働いたのだ。
そして、それはその通りになるだろう。
結果、AIIBへの参加は見送ることとなり、他の国々も追従することとなる。
AIIBにヨーロッパ諸国が見送りを表明すれば、中国の博打は、打てなくなる。
さて、習近平は2016年の中国恐慌をどうやって しのぐつもりだろうか?
おもしろくなってきた。
難攻不落の城と呼ばれた大阪城は 堕ちたが そのための根回しは周到であった。
今、中国と米国が対立しつつある。
中国共産党の力が弱まってきていると、米国は多くの証拠から見極めているということがひとつ。
すでに、経済が弱くなっている中国に、ほとんど 協力するメリットがなくなったということが もう一つ。
三つ目に、中国の領土 領海 拡張野望があからさまになった今、ペンタゴンは、黙ってはいられない。
しかも、大統領選挙が近づいているため、アメリカは強いリーダーを必要としている。
そこで、米国は中国の 外堀と 内堀を埋める計画を立てた。
外堀は、まず経済的な打撃だ。
それは、すでに目の当たりにしているとおり、この3か月で4割も株価が下落した。
中国国内の個人投資家たちが、売りを急いだわけだが、素人集団の恐怖心をあおることなど、社会心理学を研究しているCIAにとっては、なんのほどのこともなかったであろう。
次に、中国が焦りだした結果生み出したのが、AIIBだった。
アジアインフラ銀行に参加する国を募ったのである。
これは、米国を中心に活躍する金融王国にとっては、直接的な脅威であった。
なにしろ、いままで500年以上かけて築き上げた 紙幣という価値観を あろうことか、中国共産党がのこのことやってきて、毛沢東の肖像のついた赤い紙で取引を乗っ取ろうとしているのである。
このことは、まさに龍の逆鱗に触れた。
この時点で、この王国の王様は決断した。
内堀を埋めてやろうと思ったのである。
もっとも、中国に近づいた王国の貴族たちを罰することから、作業は始まる。
それは、EUだった。
もともとEUは、王国の仲間だった。
それどころか、出身地そのものである。
しかし、EUにある程度の自由を与えると、彼らは、アメリカの王国を、ないがしろにし始めた。
ちょうど、その動きが、1980年代から、出始めたのである。
時を同じくして中国の台頭が始まったことは、決して偶然ではない。
このEUが、困ったときはロシアへの牽制のために米国の王国へ頼ったりもするので、「いい加減にしろ」という声が出始めた。
それでも、おなじ家族の仲間ではあり、極端にひどいことはしなかった。
しかし、抜き差しならないことが起こった。
それは、中国が元を国際通貨として発行できる日が近づいてきたことと無縁ではない。
中国共産党は、王国の家族でもなければ、愛すべきペットでさえない。
まさに、新たな脅威でしかなく、しかも、彼らは 全く違う価値観・・・つまり 一神教を信じていないという価値観・・・で動いているのである。
とうてい、仲間になれる相手ではなかった。
内堀の埋め方は、分かりやすく行ったわけだ。
なぜなら、その目的は、同じ家族のメンバーたちに十分な恐怖感を与え、従わせることであったからだ。
その手始めは、ギリシャショックであった。
そして、次に、難民の大量発生である。
そして、最後の手が、VWの不正を公表することだった。
VWの不正など、初めから分かっていた。
分かっていながら、しかし、今まで泳がせていたのだ。
ドイツ人の7人に1人は、車関係に勤めている。
つまり、VWという世界第二位の車会社を攻撃すれば、ドイツはたちまち窮状を訴えてくるだろうという読みが働いたのだ。
そして、それはその通りになるだろう。
結果、AIIBへの参加は見送ることとなり、他の国々も追従することとなる。
AIIBにヨーロッパ諸国が見送りを表明すれば、中国の博打は、打てなくなる。
さて、習近平は2016年の中国恐慌をどうやって しのぐつもりだろうか?
おもしろくなってきた。