Sydney Yajima


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原油安

2016-01-12 23:45:06 | 経済
原油が安い。
バレル40ドルはとうの昔の話となり、30ドルを切り、年内にも20ドル台に安定するだろうと言われている。
なぜ、なのか・・・

時計を1992年に戻してみよう。
クリントン大統領が選ばれた年だ。
彼は、レバレッジを利かせて儲ける人々を 奨励まではしなかったにせよ、新しい世代の新しいインベストメントの方法として 後押しした。
デリバディブが流行し、実際の何倍ものお金・・・あぶく銭が動いた。
そういうものが、バブルを生み出し、そして、2008年 リーマンショックが来て、弾けた。
原油が上がり、ゴールドが上がり、儲ける人と 泣く人が出た。
儲けた人は、いまや過去の遺物となりつつある。

レバレッジを利かせて儲ける相場だと、反動というものがやってくる。
儲けるときは、強欲に 損をするときは 恐怖に という二つの構造が絡まりあって、相場は成り立っているからだ。

米ドルへの資金の還流が、トレンドとなっている今、元安を食い止めるために、中国政府は元を買い、ドルを売っている。
しかし 焼け石に水だ。
中国の上海株は3000ポイントを切らないように、政府が買い支えを続けている。
いつになったら息切れするのかが、市場関係者の冷ややかな見方だ。
中国共産党の経済学の底を見るのが、楽しみになっていると言う。

日本の評論家の中には、中国への輸出は日本のGDPの2.5%程度なので、影響は限定的だ。などと言う人もいる。
本当に経済が分かっているのだろうか?
と、私は思う。

経済とは、一国と一国だけを見ては分からない。
複雑に絡み合う実にダイナミックなものなのだ。
だから 中国の経済が悪くなるのは、欧州・・・特にドイツの経済にも強い影響を与えるし、そうなると、当然、南アメリカの経済にも波及し、資源株の暴落を誘い、そうなると世界中の経済が委縮してしまうという流れになるので、日本と中国だけの関係だけで、この複雑な数式を解くことなど、やってはいけないし、できることでもない。

大恐慌

という言葉が、私の脳裏にはある。
1928年の、大恐慌を超える大きな規模の、恐慌が来るのではないだろうか・・・
という怖れだ。

2019年には、ロシア経済が破たんするという観測がある。
どこが引き金になるのか?
という愚問を自らに投げかけてみる。