中国の経済が沈んでも、日本は大丈夫。
などという論調をちらほら見かける。
本当に、そうなのだろうか?
と、ちょっと、考えてみてほしい。
確かに、上海市場がどれほど混乱しようとも、中国の人々がほとんどの株主であり、世界に波及することはない。
という議論は、納得させる力を持つ。
実際に、欧米のファンドは逃げ出した後だし、中国の上海市場の8割以上が中国企業か、国内の投資家の所有なので、直接影響を受けることは無い。
しかし、それは木を見て森を見ずだ。
中国の元安を、中国政府が買い支えて暴落を防いでいる。
3.3兆ドルの外国債が、残りの弾倉の中にある。
だが、それらのうち、毎年2割近く減り続けるならば、早晩、弾が無くなる。
元が暴落するのを防ぐために、元を買い支えているのだろうが、そういうやり方が、永遠に、世界中から何の非難も受けずに続くとは思えない。
透明性を確保せよ、とIMFからも注文が入るだろうし、それでなくとも、SDRを今年から受けられるということが、どういう意味を持つのかが問題になるはずだ。
中国政府は、しかし、馬鹿ではない。
馬鹿ではないが、経済に関しては、ソロバンと鉛筆の時代のままだ。
今、世界の金融工学は、ずっとずっと進んでいる。
日々、競争と欲望の塊で、動いてきたからだ。
日本の経済が大丈夫なら、そういうことを、言う人に、聞いてみたいことがある。
世界の貿易量が減っている。
現在の貿易総量は、リーマンショックの時よりも悪い。
いったい、物量の動かなくなった世界で、何をもって、経済が大丈夫なのかを、教えてほしいのだ。
日本は内需が支えるから、大丈夫だ。
と言う先生がいる。
冗談じゃない。
同じ先生が、消費税増税を言い出すので、もう、頓珍漢な会話しか成り立たない。
消費税を、増税するな。とは言わない。
だが、何もより好んで、今年にしなければならないのか?
と私は疑うのだ。
もちろん、税金の確保を優先するのは、重要なことだ。
だが、もし、世界の事情が急変している現在の状況のなかでは、内需を十分に動かすことが、唯一と言っていい処方箋なのだ。
内需を動かすためには、消費税を増税することは、少し待たなければならない。
そして、補正予算をもっと大きく組んで、内需・・・ことさらに、現在下がっている鉄鋼を使った・・・ビジネスを拡張し、将来のインフラや危機に向けての整備に使うことだ。
すぐに利益を生むかどうかを、考える時代は終わった。
少なくとも、今の時代は、防衛とセキュリティーを基本に考えなければならない。
守りに入るといっても、何も籠城すると言っているのではなく、積極的に、増築しろと言っているのだ。
増築には、縦と横の増築がある。
東京や大阪の増築は縦の増築しかできない。
地価が高く、延々と上に伸びるか、地下を掘るか、いずれにせよ縦ばかりだ。
だが、日本の国土をよく眺めてほしい。
まだまだ、横に伸びしろがあるではないか。
海洋国日本は、横に延ばせば、大国になる。
これこそ、腹の座った人間でなければ気が付かないことだ。
ちまちまと、2%の消費税の増税ばかりを考えている官僚さんたちよ。
あなた様たちを悪く言うつもりはない。
それにしても・・・
あなた様たちが、もう少し気分を大きく持たなければ、日本は面白くない。
などという論調をちらほら見かける。
本当に、そうなのだろうか?
と、ちょっと、考えてみてほしい。
確かに、上海市場がどれほど混乱しようとも、中国の人々がほとんどの株主であり、世界に波及することはない。
という議論は、納得させる力を持つ。
実際に、欧米のファンドは逃げ出した後だし、中国の上海市場の8割以上が中国企業か、国内の投資家の所有なので、直接影響を受けることは無い。
しかし、それは木を見て森を見ずだ。
中国の元安を、中国政府が買い支えて暴落を防いでいる。
3.3兆ドルの外国債が、残りの弾倉の中にある。
だが、それらのうち、毎年2割近く減り続けるならば、早晩、弾が無くなる。
元が暴落するのを防ぐために、元を買い支えているのだろうが、そういうやり方が、永遠に、世界中から何の非難も受けずに続くとは思えない。
透明性を確保せよ、とIMFからも注文が入るだろうし、それでなくとも、SDRを今年から受けられるということが、どういう意味を持つのかが問題になるはずだ。
中国政府は、しかし、馬鹿ではない。
馬鹿ではないが、経済に関しては、ソロバンと鉛筆の時代のままだ。
今、世界の金融工学は、ずっとずっと進んでいる。
日々、競争と欲望の塊で、動いてきたからだ。
日本の経済が大丈夫なら、そういうことを、言う人に、聞いてみたいことがある。
世界の貿易量が減っている。
現在の貿易総量は、リーマンショックの時よりも悪い。
いったい、物量の動かなくなった世界で、何をもって、経済が大丈夫なのかを、教えてほしいのだ。
日本は内需が支えるから、大丈夫だ。
と言う先生がいる。
冗談じゃない。
同じ先生が、消費税増税を言い出すので、もう、頓珍漢な会話しか成り立たない。
消費税を、増税するな。とは言わない。
だが、何もより好んで、今年にしなければならないのか?
と私は疑うのだ。
もちろん、税金の確保を優先するのは、重要なことだ。
だが、もし、世界の事情が急変している現在の状況のなかでは、内需を十分に動かすことが、唯一と言っていい処方箋なのだ。
内需を動かすためには、消費税を増税することは、少し待たなければならない。
そして、補正予算をもっと大きく組んで、内需・・・ことさらに、現在下がっている鉄鋼を使った・・・ビジネスを拡張し、将来のインフラや危機に向けての整備に使うことだ。
すぐに利益を生むかどうかを、考える時代は終わった。
少なくとも、今の時代は、防衛とセキュリティーを基本に考えなければならない。
守りに入るといっても、何も籠城すると言っているのではなく、積極的に、増築しろと言っているのだ。
増築には、縦と横の増築がある。
東京や大阪の増築は縦の増築しかできない。
地価が高く、延々と上に伸びるか、地下を掘るか、いずれにせよ縦ばかりだ。
だが、日本の国土をよく眺めてほしい。
まだまだ、横に伸びしろがあるではないか。
海洋国日本は、横に延ばせば、大国になる。
これこそ、腹の座った人間でなければ気が付かないことだ。
ちまちまと、2%の消費税の増税ばかりを考えている官僚さんたちよ。
あなた様たちを悪く言うつもりはない。
それにしても・・・
あなた様たちが、もう少し気分を大きく持たなければ、日本は面白くない。